学位
-
博士(文学) ( 2002年3月 京都大学 )
2026/03/07 更新
博士(文学) ( 2002年3月 京都大学 )
モンゴル帝国
元代
中国
人文・社会 / アジア史、アフリカ史 / 東洋史
京都大学 文学研究科 歴史文化学専攻
1996年4月 - 1999年3月
国・地域: 日本国
京都大学 文学研究科 東洋史学専攻
1994年4月 - 1996年3月
国・地域: 日本国
京都大学 文学部 史学科東洋史学専攻
1990年4月 - 1994年3月
国・地域: 日本国
國學院大学 大学院 非常勤講師 兼任講師
2023年4月 - 現在
明治大学 文学部 教授 専任教授
2022年4月 - 現在
国立中央研究院歴史語言研究所 研究員・ポスドク 訪問学者
2015年4月 - 2016年3月
明治大学 文学部 准教授 専任准教授
2009年4月 - 2022年3月
東京大学大学院 人文社会系研究科 非常勤講師 非常勤講師
2008年9月 - 2009年3月
明治大学 文学部 非常勤講師 専任講師
2004年4月 - 2009年3月
近畿大学 非常勤講師 非常勤講師
2002年4月 - 2004年3月
京都大学大学院 文学研究科・日本学術振興会 研究員・ポスドク 特別研究員
2002年4月 - 2004年3月
京都大学 人文科学研究所 大学等非常勤研究員 非常勤研究員
2001年5月 - 2002年3月
阪南大学 非常勤講師 非常勤講師
1999年4月 - 2004年3月
内陸アジア史学会
2004年7月 - 現在
宋代史研究会
2004年7月 - 現在
東方学会
2004年5月
駿台史学会
2004年4月 - 現在
日本モンゴル学会
2003年5月 - 現在
西南アジア研究会
1999年4月
史学研究会
1996年4月 - 現在
中国社会文化学会
1994年12月 - 現在
東洋史研究会
1992年4月 - 現在
駿台史学会 副幹事長
2024年12月 - 現在
団体区分:学協会
駿台史学会 常任幹事
2023年12月 - 現在
団体区分:学協会
内陸アジア史学会 理事
2022年4月 - 現在
団体区分:学協会
駿台史学会 常任幹事
2016年4月 - 2019年3月
団体区分:学協会
駿台史学会 幹事
2004年11月 - 現在
団体区分:学協会
元代江南における粛政廉訪司の活動に関する初歩的考察 査読
明治大学人文科学研究所紀要 92 97 - 113 2025年3月
元代地方監察制度の研究を振り返る 査読
明大アジア史論集 28 86 - 96 2024年3月
済瀆廟祭祀補議―追悼蔡美彪先生 国際誌
元史論叢 15 2023年12月
『事林広記』に見る江南知識人の正統意識―「地輿類」の分析を中心に 査読
駿台史学 ( 178 ) 29 - 53 2023年3月
元代江南士人にとっての「中国」―「混一南北」の意味から考える 査読
東洋史研究 78 ( 1 ) 71 - 105 2019年6月
曹彬不嗜殺―元代における曹彬故事の採用とバヤンの評価― 査読
明大アジア史論集 ( 23 ) 166 - 184 2019年3月
元代の南海廟祭祀 査読
櫻井智美
駿台史学 ( 162 ) 27 - 54 2018年3月
『皇元大科三場文選』「策」校注 査読 国際誌
石山裕規, 櫻井智美, 田畑成基, 森本創
明大アジア史論集 ( 21 ) 116 - 99 2017年3月
モンゴル時代の済瀆祭祀―唐代以来の岳瀆祭祀の位置づけの中で―
櫻井 智美
明大アジア史論集 18 ( 18 ) 381 - 397 2014年3月
元代的岳瀆祭祀:以済瀆廟祭祀為中心 査読 国際誌
元史論叢 14 312 - 319 2014年1月
姚永霞
駿台史学 145 ( 145 ) 23 - 49 2012年3月
元大都的東岳廟建設与祭祀 査読 国際誌
元史論叢 13 20 - 30 2010年9月
櫻井 智美
明大アジア史論集 ( 13 ) 173 - 187 2009年3月
集寧路の陶磁器が語る元代青花の生産と流通
アジア遊学 97 98 - 111 2007年3月
櫻井 智美
13,14世紀東アジア史料通信 6 9 - 11 2006年3月
中国における蒙元史研究の現状と石刻調査の意義―元史学会参加及び北岳廟・隆興寺・済源市の石刻調査をとおして―
東アジア石刻研究 1 32 - 9 2005年12月
《創建開平府祭告濟涜記》考釈 査読 国際誌
元史論叢 10 363 - 372 2005年7月
櫻井 智美
駿台史学 ( 124 ) 27 - 48 2005年3月
《禮部韻略》與元代科擧 国際誌
元史論叢 9 109 - 117 2004年7月
『文場備用排字禮部韻註』浅析
紀平英作編『21世紀COEプログラムグローバル化時代の多元的人文学の拠点形成 第二回報告書』京都大学文学研究科 155 - 174 2004年3月
近年来日本的元史研究-以“文化政策”為中心 国際誌
中国史研究動態 2004 ( 3 ) 22 - 29 2004年3月
元代の儒学提挙司-江浙行省を中心として- 査読
東洋史研究 61 ( 3 ) 55 - 84 2002年12月
日本における最近の元代史研究-文化政策をめぐる研究を中心に-
櫻井 智美
中国史学 12 123 - 145 2002年10月
櫻井智美, さくらいさとみ
阪南論集 人文・自然科学編 37 ( 4 ) 41 - 52 2002年3月
櫻井 智美
中国-社会と文化 15 ( 15 ) 102 - 121 2000年6月
元代集賢院の設立 査読
SAKURAI Satomi
史林 83 ( 3 ) 115 - 143 2000年5月
趙孟頫の活動とその背景 査読
東洋史研究 56 ( 4 ) 33 - 84 1998年3月
宋元明移行期論の受容と唐宋変革論の相対化
氣賀澤保規( 担当: 単著)
明治大学東アジア石刻文物研究所・汲古書院 2023年9月
論点・東洋史学―アジア・アフリカへの問い158
吉澤誠一郎 (監修), 石川博樹 (編集), 太田 淳 (編集), 太田信宏 (編集), 小笠原弘幸 (編集), 宮宅 潔 (編集), 四日市康博 (編集), 櫻井智美( 担当: 共著 範囲: 漢語文化―漢字文化はどこまで広がったのか、宋元代の多民族社会―戸籍・民族区分やどんな社会的意味を持ったのか)
ミネルヴァ書房 2022年1月
中国史上の「大一統」と『大元大一統志』
( 担当: 単著)
勉誠出版 2021年8月
江南の監察官制と元初の推挙システム 査読
櫻井智美( 担当: 単著)
勉誠出版 2021年6月
元朝の歴史 : モンゴル帝国期の東ユーラシア
櫻井, 智美, 飯山, 知保, 森田, 憲司, 渡辺, 健哉( 担当: 共編者(共編著者))
勉誠出版 2021年5月 ( ISBN:9784585325024 )
庆祝蔡美彪教授九十华诞 : 元史论文集
李治安主編( 範囲: 元代慶元的士人社会与科挙)
中国社会科学出版社 2019年5月 ( ISBN:9787520343534 )
北京を知るための52章
編著者:櫻井澄夫・人見豊・森田憲司,共著者:櫻井澄夫,人見豊,森田憲司,櫻井智美,ほか26名( 担当: 共著 範囲: 北京の石刻めぐり―首都の歴史を語る石たち)
明石書店 2017年12月
中国における蒙元時代(モンゴル時代)石刻研究の最前線
( 担当: 単著)
明治大学東アジア石刻文物研究所・汲古書院 2015年9月
元代の北嶽廟祭祀とその遂行者たち
櫻井智美( 担当: 単著)
2007年9月
元代科挙受験持込許可書をめぐって―『文場備用排字禮部韻註』を中心に
( 担当: 単著)
京都大学人文科学研究所 2004年3月
『岩波講座 世界歴史』の編纂とモンゴル帝国・元朝史 招待
歴史学研究 1059 14 - 20 2025年3月
渡辺健哉『元大都形成史の研究―首都北京の原型』
歴史評論 ( 829 ) 99 - 103 2019年5月
王 東平, 櫻井 智美
明大アジア史論集 ( 21 ) 57 - 68 2017年3月
井黒忍『分水と支配―金・モンゴル時代華北の水利と農業』書評 査読
櫻井 智美
史学雑誌 125 ( 1 ) 80 - 88 2016年1月
新刊紹介『東北大學附屬圖書館所藏中國金石文拓本集:附:關聯資料』
東アジア石刻文物研究 ( 6 ) 80 - 95 2015年8月
中国石刻関係学術雑誌資料目録(1991-2000年:宋遼西夏金元)(稿)
東アジア石刻文物研究 ( 6 ) 17 - 49 2015年8月
陳雯怡「大隠は士に隠る─「元史・隠逸伝」に見る元代の隠逸― 査読 国際誌
宋代史研究会編『中国伝統社会への視角』 2015年7月
竹内実『北京』
東方 ( 400 ) 23 2014年5月
櫻井智美, 渡辺健哉
13,14世紀東アジア史料通信 18 ( 18 ) 15 - 22 2012年11月
櫻井 智美
13,14世紀東アジア史料通信 11 ( 11 ) 11 - 16 2009年10月
元代慶元的士人社会与科挙
国際科挙研討会(第五届科挙制度与科挙学研討会)報告論文集 195 - 213 2009年8月
宮紀子『モンゴル時代の出版文化』(名古屋大学出版会、2006年) 査読
史林 90 ( 3 ) 116 - 125 2007年5月
『事林廣記』人事類訳註
金文京
東方学報 75 309 - 321 2003年3月
『事林廣記』刑法類・公理類訳註
金文京
東方学報 74 268 - 280 2002年3月
駱玉明「古典と現代の間―胡適・周作人の中国新文学の起源説とその問題点」
狭間直樹編『西洋近代文明と中華世界』京都大学学術出版会 199 - 218 2001年2月
雅森・吾守爾「ギメ博物館所蔵敦煌出土ウイグル語活字について」
雅森 吾守爾, 櫻井 智美
西南アジア研究 51 ( 51 ) 86 - 102 1999年9月
植松正『元代江南政治社会史研究』(波古書院、1997年) 査読
東洋史研究 57 ( 4 ) 156 - 164 1999年3月
元代江南地方的監察制度与地方社會 招待
櫻井智美
「有典有則:唐宋元明的制度、社會與文化」學術研討會 2025年11月
Establishing the Historical Evaluation of Bayan and Applying the Narrative of Cao Bin
Satomi SAKURAI
The International Symposium on Mongolian Studies 2025 2025年8月
『事林広記』中的宋元時代 国際会議
2023年中国元史研究会年会 2023年8月 中国元史研究会・南開大学歴史学院
伯顔伝的探討及其相関問題 招待
櫻井智美
曁南大学中華文化論壇(第四十講) 2025年9月
中日両国所蔵明本《事林広記》的研究 招待
櫻井智美
日中文化交流と日本漢学研究シンポジウム:墨梅東渡と文瀾西漸―日中人文の交流と共感― 2025年9月
明前半期の類書についての一考察 招待
櫻井智美
國學院大學国史学会5月例会 2024年5月
類書から見る王朝交替―『事林広記』所載地図を中心に― 招待
櫻井智美
第46回東洋史学研究会大会 2022年12月
元代江南提刑按察司的設置 国際会議
色目(回回)人与元代多元社会国際学術研討会曁2019年中国元史研究会年会 2019年11月 中国元史研究会・南京大学歴史学院・南京大学元史研究室・南京大学民族与辺境研究中心
元代鈞窯的生産与管理:従《元典章》<磁窯二八抽分>談起 国際会議
櫻井智美, 新井崇之
文献・制度与史実:《元典章》与元代社会国際学術研討会暨2018年中国元史研究会年会 2018年8月
『事林広記』中的正統 国際会議
櫻井智美
蔡美彪先生九十華誕元史学術研討会 2017年10月 中国元史研究会
南海神廟祭祀をとおして見る元代の広州
第8回東アジア石刻研究会 2016年12月
元代江南知識人にとっての「中国」
平成28年度東洋史研究会大会 2016年11月 東洋史研究会
元代江南祠廟与地方士人:以南海神廟為中心
紀念楊志玖先生誕辰一百周年隋唐宋元時期的中国与世界国際学術研討会 2015年10月 南開大学、中華書局、中国唐史学会、中国元史研究会、《歴史教学》社
中国における蒙元時代(モンゴル時代)石刻研究の最前線
科学研究費補助金成果報告シンポジウム「六朝隋唐時代をめぐる仏教社会基層構造」 2013年1月 日本学術振興会科学研究費補助金(基盤研究B・代表氣賀澤保規)
元代的岳瀆祭祀:以済瀆祭祀為中心 国際会議
元代国家与社会国際学術研討会 2012年8月 中国元史研究会・南開大学歴史学院・張北県人民政府
モンゴル時代の嶽瀆祭祀-石刻史料の検討より-
第5回中国石刻合同研究会 2012年7月 中国中世研究者フォーラム・漢魏石刻の会・中国石刻文物研究会・明治大学東アジア石刻文物研究所・日本学術振興会科学研究費補助金(基盤研究B・代表氣賀澤保規)
元代慶元的士人社会与科挙 国際会議
国際科挙研討会―第五届“科挙制与科挙学”研討会- 2009年8月 北海道大学大学院文学研究科中国文化論講座
元大都的東岳廟建設与祭祀 国際会議
紀念元大都国際学術研討会 2009年7月 北京市社会科学院・中国元史研究会・中国古都学会・北京市文史研究館・北京史研究会
元代のカルルクの仕官と科挙
科挙班2008年度第1回研究集会「宋元交替期の明州慶元士人社会」 2008年8月
元代慶元的科挙与哈剌魯士人 国際会議
慶賀蔡美彪先生八十歳華誕“元代民族与文化”国際学術研討会 2008年7月 中国元史研究会・西北師範大学・南開大学・河西学院・甘粛省博物館
元代慶元の科挙についての基礎的考察
科挙班2007年度研究集会「科挙制度からみた寧波士人社会の形成と展開」 2007年12月
元代の北嶽廟祭祀とその遂行者たち
科研費公開成果報告セミナー「中国石刻史料をめぐる諸問題」 2006年1月
過去からのメッセンジャー―文書・碑刻・沈没船
文学部シンポジウム「文学部と21世紀」 2005年12月
モンゴル帝国治下の漢地における中国的祭祀
2005年度駿台史学会大会 2005年11月 駿台史学会
『創建開平府祭告濟涜記』をとおしてみるクビライの初期政治
「元代文書史料研究会」第5回研究報告会 2004年9月
《創建開平府祭告濟涜記》考析 国際会議
元代社会文化曁元世祖忽必烈国際学術研討会 2004年8月 南開大学・北京聯合大学・河北師範大学・中国元史研究会
《禮部韻略》与元代科挙 国際会議
紀念韓儒林先生誕辰一百周年元代政治与社会国際学術研討会 2002年8月 南京大学歴史系・中国元史研究会・中国社会科学院政治研究所・香港教育学院
儒学提挙司をとおしてみる元代の官吏任用問題
平成12年度東洋史研究会大会 2000年11月 東洋史研究会
《創建開平府祭告済涜記》試析
中国蒙古史学会”蒙古史元上都学術研討会”(内蒙古) 1998年8月
元朝による中国統治組織の地域比較研究―地方都市制度・監察制度を中心に―
研究課題/領域番号:19K01040 2019年4月 - 2022年3月
日本学術振興会 基盤研究(C) 基盤研究(C)
櫻井 智美, 森田 憲司, 飯山 知保, 渡辺 健哉
担当区分:研究代表者
配分額:340円 ( 直接経費:340円 )
メンバーがこれまで進めてきた石刻研究による基礎データと、急速に整備が進む中国古典資料のデータベースや『全元文』を利用し、元代の地方監察制度について具体事例の検討を行い、南北(江南と華北)におけるその概要の相違を比較検討した。
監察官が地方巡察に伴って行う祭祀活動・社会活動や、地方の教育・リクルートに対する監察官の具体的な取り組みが明らかになった。また、監察官には華北出身者が就任する割合が高い点から、官吏任用で科挙が相対化した元代において、地方監察制度が果たした役割の大きさや、その中国制度史上の重要性を指摘した。
日本静嘉堂所蔵宋元珍本文集整理与研究
2019年3月 - 2024年3月
中国 国家社科基金重大項目
陳広恩
担当区分:研究分担者 資金種別:競争的資金
隋唐「仏教社会」の多元的構造の解明と東アジア文化論の構築
研究課題/領域番号:16H03490 2016年4月 - 2019年3月
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B)
気賀沢 保規, 松原 朗, 肥田 路美, 片山 章雄, 妹尾 達彦, 梶山 智史, 山口 正晃, 榎本 淳一, 松浦 典弘, 櫻井 智美, 小島 浩之
配分額:18070000円 ( 直接経費:13900000円 、 間接経費:4170000円 )
中国史上の頂点の一つに位置づけられる隋唐期は、仏教が深く広く社会に浸透した「仏教社会」と規定できる。それを共通の問題意識に、定期的な研究報告会を重ね認識を共有した(毎年3回)。その上で2度の国際シンポ、浙江大学との国際シンポ「隋唐仏教社会の諸問題」(2017年3月)と「隋唐洛陽学」国際シンポ(2018年3月)、および班員全員の公開「研究成果報告会」(2019年1月)を実施し、各成果は公刊する(一部準備中)。
並行して代表者は唐代房山石経の整理を進め、「諸経題記」「大般若経題記」「巡礼題記」の整理を完了、また唐代墓誌を集約した『新編唐代墓誌所在総合目録』を公刊し、時代理解の手がかりを提示した。
モンゴル帝国治下江南知識人の「中国」認識
研究課題/領域番号:15K02912 2015年4月 - 2018年3月
日本学術振興会 基盤研究(C) 基盤研究(C)
櫻井 智美, 森本 創, 石山 裕規, 牛 瀟
担当区分:研究代表者
モンゴル帝国の世界史上の役割に注目が集まる中で、当時の人々がその時代をどうとらえていたのかについて考えるため、特に「中国」という用語に注目して検討を行った。モンゴル時代に「中国」が大きくなったという研究史的な見方があるが、とりわけ、江南知識人が考える「中国」が何・どこを指し、どのようなニュアンスを持ったのかを考察することで、彼らの考える「中国」の範囲が広がるのではなかったことを明らかにした。華北と江南の知識人の意識の差や、元代における嶺南(広州を含む)と江南の関係性、江南史における元代の位置づけについても言及した。
唐宋時代の「巡礼」と移動をめぐる社会史的研究
研究課題/領域番号:26580132 2014年4月 - 2017年3月
日本学術振興会 挑戦的萌芽研究 挑戦的萌芽研究
氣賀澤保規
担当区分:研究分担者
配分額:270円 ( 直接経費:270円 )
中国史上の「巡礼」がいつ頃登場するか。本研究は巡礼史料の集約と考察から、幾つかの成果を出した。
1)「巡礼」は唐代に現れ、9世紀前半に盛り上がった。だがそれは会昌の廃仏で衰退する。ここから廃仏の背後に「巡礼=移動」に対する国家の危機意識を読み解いた。2)敦煌壁画の五台山図は、9世紀前半の五台山巡礼に刺激を受けて描かれた。その原図は長慶4年(824)の唐吐蕃会盟の結果、吐蕃に渡った。3)巡礼は9世紀の後半に再び活発化する。この事実を宋代巡礼の広まりに繋げると、巡礼は唐宋変革に関わる課題となる。4)その他『新編唐代墓誌所在総合目録』『房山石経巡礼題記資料集』『古清涼伝翻訳』などの整理と刊行を行った。
河南・山西地区の多民族融合社会史の研究―石刻史料による中国地方社会史解明の試み
研究課題/領域番号:23320154 2011年11月 - 2013年3月
日本学術振興会 基盤研究(B) 基盤研究(B)
村岡倫
担当区分:研究分担者
研究期間中に、ニューズレター『13,14世紀東アジア史料通信』の第16号~第22号および別冊の計8冊を刊行し、研究代表者および研究分担者・連携研究者の石刻史料に基づく研究成果を掲載した。本科研費で購入した『西安碑林全集』に関して、奈良大学図書館では「『西安碑林全集』を見る」という企画展を開催し、ニューズレター別冊は、その展示に関連して刊行したものであり、研究成果を一般に還元した。第19号、第20号も『西安碑林全集』研究の成果として刊行したものである。そのほか、特筆すべき研究として、新たに発見された漢文・パスパ文合璧碑文の研究、元代のモンゴル高原における地方行政制度の研究などが挙げられる。
モンゴル帝国治下中国における宗教の様態とモンゴル政権の文化政策
研究課題/領域番号:22720273 2010年4月 - 2013年3月
日本学術振興会 若手研究(B) 若手研究(B)
櫻井 智美
担当区分:研究代表者
モンゴル帝国治下中国における文化政策の様相について、主に中国の他時代の岳涜祭祀に対する政権の態度と比較検討することによって、岳涜祭祀の盛況さの原因を探った。その結果、四方の山川神を祭る岳涜祭祀を行う背景には、「領域概念」・「天下概念」とも呼ぶべき領域支配への意識があり、モンゴル帝国の支配によって中国が一つの王朝下に支配された時代となった点が、岳涜祭祀の盛況さの一因となったと結論づけた。また、道教教団と政権の関係を中心に時代的な特色が強調されてきた、この時代の文化政策の理念やあり方は、中国王朝の統治手法を踏襲する側面も大きかった点も明らかになった。
六朝隋唐時代をめぐる仏教社会基層構造の解明と仏教石刻資料データベースの構築
研究課題/領域番号:22320144 2010年4月 - 2012年3月
日本学術振興会 基盤研究(B) 基盤研究(B)
氣賀澤保規
担当区分:研究分担者
本研究の目的は、魏晋南北朝隋唐時代の本質が「仏教社会」であるとの認識に立って、その社会の構造や特質を、仏教石刻(主に文字資料)を通じて明らかすることにある。本研究では、(1)房山石経、(2)山西・河北仏教石刻、(3)四川仏教石経、(4)華北仏教石刻の4本の柱を立て、現地調査や資料整理と考察を進めた。(1)では4千点以上の隋唐石経の所在状況と題記を整理し、(2)では山西長治地区の仏教に焦点を当て、(3)では洛陽の石刻資料の把握に努め、(4)では四川灌県の仏教石経の所在に迫った。当時の仏教社会の基層を浮き彫りにするにはなお研究の深化が必要となるが、多くの成果により基礎的作業はほぼ終了したと考える。
中国社会へのモンゴル帝国による重層的支配の研究 元朝史料学の新展開をめざして
研究課題/領域番号:20320114 2008年 - 2010年
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B)
村岡 倫, 渡邊 久, 森田 憲司, 松川 節, 桂華 淳祥, 舩田 善之, 渡辺 健哉, 井黒 忍, 松田 孝一, 宮澤 知之, 堤 一昭, 櫻井 智美, 櫻井 智美, 松田 孝一
配分額:19760000円 ( 直接経費:15200000円 、 間接経費:4560000円 )
本科研のメンバーは、期間中に中国各地に出張し、石刻史料を中心に現地調査を行ない、これらの史料によって、個別に、あるいは共同で研究を進め、元朝の中国支配の新たな諸相が明らかとなり、十分な成果が得られた。研究成果と新出史料の情報公開のため、7冊のニューズレターを発行しているが、さらに、奈良大学図書館リポジトリィで、その成果をWeb上で近く公開する予定であり、現在準備を進めている。
中国科挙制度からみた寧波士人社会の形成と展開
研究課題/領域番号:17083037 2005年 - 2009年
日本学術振興会 科学研究費助成事業 特定領域研究
近藤 一成, 森田 憲司, 櫻井 智美, 鶴成 久章, 飯山 知保
配分額:27400000円 ( 直接経費:27400000円 )
寧波地域を主な対象とし、時代を宋・元・明に限定して、科挙をキーワードに地域における士人社会の構造の通時的解明を行った。その結果、北宋が科挙制度の確立と士人社会の形成期、南宋が科挙社会と士人社会の成熟期であり、士人社会が自らの来歴の物語を作り出したことが明らかとなった。次の元代は科挙制度が消失したにもかかわらず士人社会は継続し、南宋士人社会の文化伝統を書籍の刊行などによって後世に伝え、科挙が復活した明代は士人社会の爛熟期であり、それらは、北宋の豊稷から明の豊坊に至る豊氏の歴史が雄弁に物語る。
モンゴル帝国時代初期中国黄河流域支配の政治史・文化史的研究
研究課題/領域番号:17720178 2005年 - 2008年
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究(B)
櫻井 智美
配分額:2715354円 ( 直接経費:2535354円 、 間接経費:180000円 )
中国河南省済源市・沁陽市(済涜廟・奉仙観・陽台宮・博物館及び市街)における、モンゴル帝国時代の遺跡・建造物の現状及びそこに所蔵される石刻の調査と、その石刻の内容の考察を通じて、モンゴル帝国初期の当地区において実施された政治、特に文化政策の具体的状況を考察し、当地区における施策の重要性を明らかにする。同時に、1990年代の学術雑誌所収の宋〜元代石刻関係記事を収集調査して、そのデータベース化を進める。
13、14世紀東アジア諸言語史料の総合的研究 元朝史料学の構築のために
研究課題/領域番号:16320099 2004年 - 2006年
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B)
森田 憲司, 堤 一昭, 船田 善之, 松田 孝一, 宮澤 知之, 渡邊 久, 櫻井 智美, 松川 節, 丸山 幸彦, 村岡 倫, 徳永 洋介
配分額:14500000円 ( 直接経費:14500000円 )
本研究の目標は、素材や言語について多様な性格を有する13,14世紀の東アジア史史料について、さまざまな言語や地域の専門家の共同により、総合的な史料学を構築することであった。この3年間、我々は、国内はもとより、中国、台湾、韓国、フランスなどに存在する史料を調査し、それを共同で検討した。具体的な作業としては、
1 史料の現状把握と目録の作成
2 新史料の紹介
を通じて、元朝を中心とするこの時代の東アジアの史料について、全体像を学会に提供することを目指した。研究の重点は、この時代の特徴的な史料である石刻に置かれ、現地調査によって情報を得た多くの石刻を共同で読み、その成果を学界に提供した。また、この時代の史料学の現状と将来のあるべき姿について、デジタル化、国際化などをふまえて、明らかにした。研究会を通算26回開催し、石刻史料については、この研究により現地調査から録文、読解にいたるシステムについての共通の認識が得られた。また、典籍史料については、すでにそのほとんどが知られていると思われがちであるが、未紹介の文献がいまだ見出されるとともに、既知の資料の中にも未開拓の部分があることを、明らかにできた。後者の例としては、事林広記の研究をあげることができる。文書については、我が国では利用されていない、鴿子洞文書を共同研究し、その価値を紹介した。
もう1つの目標であった諸言語史料の総合化については研究途中で終わったが、パスパ碑文については、世界的な史料状況を整理できた。また、モンゴル帝国における諸言語についての知識を有する研究者の共同作業を実現したことは、漢語史料の利用において大きな力を発揮した。
中国南北朝後期隋唐期の石刻文字資料の集成・データベース構築と地域社会文化の研究
研究課題/領域番号:15320095 2003年 - 2005年
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B)
気賀沢 保規, 高橋 継男, 石見 清裕, 神鷹 徳治, 櫻井 智美, 高瀬 奈津子
配分額:15100000円 ( 直接経費:15100000円 )
本研究は6世紀から9世紀頃の中国南北朝後期隋唐期における石に刻まれた文字資料の「集成・データベース構築」とそれによる「地域社会文化」の研究を目的とした。今日、当該時代の墓碑や墓誌など石刻資料が第一次資料として注目される、しかし資料の系統的、網羅的な整理・把握とその情報の共有化の態勢が不十分である、その反省に立ち、資料の収集・整理・データベース化とその考察に努めた。以下のような具体的成果をあげることができた。
(1)およそ7千点にのぼる唐代墓誌の所在を整理して『新版唐代墓誌所在総合目録』を刊行した。このことで内外の学界関係者から評価され、この時期の墓誌研究を前進させるために貢献できた。
(2)唐代に先立つ時期の墓誌を初めて全面的に集約した「隋代墓誌所在総合目録」(483点)・「北朝墓誌所在総合目録」(779点)を刊行した。あわせて北朝から階代の関中(陝西省)の民族問題を石刻資料から論じた馬長寿著『碑銘所見前秦至隋初的関中部族』(全111頁)を、関連石刻も補って翻訳し、石刻による「地域社会」研究を進めた。
(3)石刻関係資料の系統的入手と整理発信を長期的に可能にするため、東アジア石刻文物研究所(於明治大)を設署し、機関誌『東アジア石刻研究』創刊号を刊行した。並行して貴重石刻拓本の収集、新出・新報告資料の把握に努め、それら収集資料の一部は毎年、「解説」を付して展示公開とシンポの準備をした(次年度以降毎年開催)。
(4)石刻資料研究では現地調査が必要で、三度にわたり院生・若手研究者を帯同して山東・河南・河北一帯の遺跡と文物所蔵機関を調査し、調査結果と情報を研究会で報告し、2本の報告論文にまとめた。
(5)石刻をめぐる研究分担者の成果は「中国石刻史料をめぐる諸問題」と「石刻史料から探る北朝隋唐仏教の世界」の2セミナーで報告し、それを『中国石刻資料とその社会』論集に集約して、「地域文化」研究に繋げた。
碑刻史料を主な材料とする中国元代の文化政策の総合的研究
研究課題/領域番号:02J00804 2002年 - 2004年
日本学術振興会 科学研究費助成事業 特別研究員奨励費
櫻井 智美
配分額:2400000円 ( 直接経費:2400000円 )
本年度は国内所蔵碑刻史料の調査、及び中国でここ数年間おびただしい数出版されている石刻関係著作の整理を行った。まず、『東洋文庫所蔵中国石刻拓本目録』に基づき、現地で実際に拓本を1つ1つ調査した。中国元代関係の拓本の約半数が、既出版拓本集には掲載されていないこと、そして、特定地域にかかわる拓本がまとまって保存されていること、また、一部の拓本は拓本招来者や過去の研究者によるメモが附されていることがわかった。それらの史料は、移録・校注を手始めに、今後本格的な成果発表が必要であると考えるられ、すでに地方志との対校を始めており、その中間成果として、いくつかの拓本については、モンゴル時代史研究者の意見を聞いている。
一方、既出版史料の整理については、材料収集をほぼ終え、順次データベースを構築中である。中間成果は専門研究者に提供した。中国において石刻関連分野への注目が高まる中、様々な形態での出版が加速すると思われるので、既存データベースを基礎として、整理を続けていくことが必要である。手元にある材料の入力が終わった時点で、何らかのかたちで公開することを考えている。同時に、1980年代後半分まで整理が終わって公刊されている『中國新出石刻關係資料目録』についても、その続編の作成を始めた。数年分が終わるごとに公刊を進める目処が立った。
成果発表としては、「元代科挙試験持込許可書をめぐって-『文場備用排宇礼部韻註』を中心に」並びに「『文場備用排字禮部韻註』淺析」を公刊した。昨年の学会で発表した元代の教育・文化と政治の両方にかかわる「『禮部韻略』與元代科舉」というテーマについて、さらに深く追究したものである。「近年來日本的元史研究-以"文化政策"爲中心」では、時代認識や研究方法のズレが大きい日中学界の溝を埋めるべく、日本の文化政策研究について、詳細な紹介を行った。