2026/03/31 更新

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オオグス エイゾウ
大楠 栄三
OGUSU EIZO
所属
学部 法学部 専任教授
職名
専任教授
通称等の別名
大楠 栄三
外部リンク

学位

  • 修士 ( 1993年3月   東京外国語大学 )

  • 文学修士 ( 1993年3月   東京外国語大学 )

研究分野

  • 人文・社会 / ヨーロッパ文学  / スペイン19世紀文学・文化

学歴

  • 東京外国語大学   地域文化研究科   地域文化専攻博士後期課程

    1993年4月 - 1996年3月

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  • 東京外国語大学   外国語学研究科   ロマンス系言語専攻 スペイン語学コース

    1990年4月 - 1993年3月

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    国・地域: 日本国

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経歴

  • 明治大学   法学部   教授   教授

    2015年4月 - 現在

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  • 明治大学   法学部   准教授   助教授・准教授

    2010年4月 - 2015年3月

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  • 静岡県立大学   国際関係学部 兼大学院国際関係学研究科   准教授

    2007年4月 - 2010年3月

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  • 静岡県立大学   国際関係学部 兼大学院国際関係学研究科   助教授・准教授   准教授

    2007年4月 - 2010年3月

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  • 静岡県立大学   国際関係学部 兼大学院国際関係学研究科   助教授・准教授   助教授

    2004年4月 - 2007年3月

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  • 静岡県立大学   国際関係学部 兼大学院国際関係学研究科   助教授

    2004年4月 - 2007年3月

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  • 静岡県立大学   国際関係学部 兼大学院国際関係学研究科   専任講師   専任講師

    1999年4月 - 2004年3月

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所属学協会

  • 地中海学会

    2014年6月 - 2019年3月

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  • Sociedad de Literatura Española del Siglo XIX

    2013年4月 - 現在

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  • 日本イスパニヤ学会

    1993年4月 - 現在

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  • 東京スペイン語文学研究会

    1992年3月 - 現在

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論文

  • 誰の「愛の物語」? パルド=バサン『郷愁』(1889)の始まりと「スペインの女性」 査読

    大楠 栄三

    明治大学人文科学研究所紀要   71 ( 71 )   113 - 175   2012年3月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:明治大学人文科学研究所  

    『郷愁』は従来,若い男女の「愛の物語」として一義的に解釈され,パルド=バサンの小説中でもっとも低い評価を受けてきた。しかし,本書の周縁部――書き出し,サブタイトル,献辞,同時期のエッセイ「スペインの女性」――の考察を通して,これまでの読みの表層性を暴き,女性の一モデル〈家庭の天使〉の創出を示唆した。その上で,19世紀末スペインに台頭したブルジョワ女性読者におもねながらも,ブルジョワジーへの批判的な眼差しを欠かすことのない作者の姿勢を読み取った。
    この読みは以下の4つの考察にもとづく――
    (1) 書き出しは19世紀末マドリードにおける都市ブルジョワジーの実態を示す指標に満ちており,これに着目したとき,ブルジョワジー一家における〈未亡人と一人息子〉という〈母性愛〉の物語が見えてくる。
    (2) タイトル「郷愁」ばかりが関心を集め,サブタイトル「愛の物語」は軽視され,同じサブタイトルを共有する前作『日射病』との連関が軽んじられてきた。だが,〈三角関係の物語〉と,主要な作中人物が〈未亡人〉という2作品の共通性に注目するとき,〈連作〉を通して当時のスペイン都市社会に見受けられた2タイプの女性〈新しい女〉と〈家庭の天使〉を描き出そうとする作者の企てが顕在化してくる。
    (3) 本作は一人の女性に捧げられているが,この「献辞」はこれまで一切言及されたことがなく,パルド=バサンの伝記的研究にさえ女性の名を見出すことができない。報告者は当時の新聞に掲載された訃報記事をもとに彼女の素性を突き止め,『郷愁』に登場する母親の設定と同一の,一人息子を持つブルジョワ未亡人であったことを明らかにした。ここから,書き出し一行目に母親を固有名で名指しすることによって,献辞と書き出しという隣接した場に2人の〈ブルジョワ未亡人〉を掲げた作品だということになる。
    (4) 同時期に執筆された「スペインの女性」“La mujer española”(1889)は,作者の思想的傾向を知る上で貴重な資料であるが,これまで解釈に取り込まれて来なかった。本評論から作者の際立ったブルジョワ女性への非難を見出せる。

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  • 〈新しい女〉の語り パルド=バサン『日射病』(1889)の始まり

    大楠 栄三

    明治大学教養論集   ( 466 )   17 - 76   2011年3月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:明治大学教養論集刊行会  

    本稿は,パルド=バサン(1851-1921)の第7作『日射病』Insolación(1889)の「始まり」の新しさ――「書物」としての始まりの新しさ(タイトル,サブタイトル「愛の物語」,序文の不在・脱稿時期の未記載,献辞「ラサロ・ガルディアーノへ 友情の証しとして 作者」)と「テクスト」としての新しさ(彼女の初期小説8作品中初めて,主人公が冒頭一行目から固有名で導入される)に着目し,その意義を探ったものである。
    第一に,ジュラール・ジュネットの提唱する概念「パラテクスト」(=「ペリテクスト」+「エピテクスト」)を援用し,出版時,雑誌や新聞に掲載された書評や作家たちの交わした書簡(エピテクスト)を分析することによって,前述のペリテクストが当時の読者(作家仲間や一般男性読者)に働きかけた「読み」の指令(スキャンダラスな恋愛小説としての)を読み取った。第二に,ヒロインが冒頭一行目から固有名で導入されるという現象がもたらす効果について考察し,ヒロインを糾弾することによって男性性を顕在化さていく語り手の権威(命名行為)からの解放として読み取った。最後に,こういった始まりの新しさを,当時の男性読者が抱いたに違いない「読み」の打ち負かし――書き出しから〈ヒロインvs語り手〉という二項対立の構図を前景化させた後,ヒロインみずからの「告白」によって彼女のセクシュアリティがあからさまになり,結末で〈新しい女〉として幸せを獲得し,(男性的)語り手を打ち負かしてしまう――という,作家パルド=バサンが採ったフェミニズム的な語りの戦略として解釈するに至った。

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    その他リンク: http://hdl.handle.net/10291/14846

  • 鉄道と文学――ペレス=ガルドスを通して 査読

    大楠栄三

    明治大学人文科学研究所紀要   ( 91 )   1 - 35   2024年3月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)  

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  • 「永遠に死滅しないことへの渇望、不滅性への信仰を呼び覚ます」 招待

    大楠栄三

    「図書新聞」   ( 3366 )   5 - 5   2018年9月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:武久出版(株)  

    ミゲル・デ・ウナムーノ(1864~1936)作、スペイン文学におけるもっとも偉大な宗教詩『ベラスケスのキリスト』(邦訳)の書評。

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  • 「スペイン・リアリズム小説――成熟と変貌」 招待

    『地中海の魅力2016・地中海の誘惑2017』   115 - 126   2018年3月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:慶應義塾大学文学部  

    慶應義塾大学文学部が日吉キャンパスで開講する総合教育科目(極東証券寄付口座)の講義抄録。

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  • 「訳者の周辺 エミリア・パルド=バサン著/大楠栄三訳『ウリョーアの館』」 招待

    スペイン学   ( 19 )   85 - 87   2017年4月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:論創社  

    スペインを代表する女性作家,エミリア・パルド=バサンの代表作『ウリョーアの館』の初邦訳刊行に向け,向かい合ったさまざまな困難について説明した。

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  • <I>Los Pazos de Ulloa</I> en japonés, fruto de una lucha constante 招待 国際誌

    La Tribuna. Cadernos de Estudos da Casa-Museo Emilia Pardo Bazán   ( 11 )   157 - 158   2017年1月

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    記述言語:スペイン語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:Real Academia Galega  

    スペインを代表する女性作家,エミリア・パルド=バサンの代表作『ウリョーアの館』の初邦訳刊行に向け,向かい合ったさまざまな困難について説明した。

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  • 「訳者の周辺 ベニート・ペレス=ガルドス著/大楠栄三訳『ドニャ・ペルフェクタ――完璧な婦人』」 招待

    スペイン学   ( 18 )   153 - 155   2016年5月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:論創社  

    一般的に首都「マドリードの作家」と認識されているペレス=ガルドス(1843-1920)の初期作品『ドニャ・ペルフェクタ』(1876年)に,作者が生まれ育ち19歳まで過ごした,カナリアス諸島ラス・パルマスの風土が色濃く反映されていることを述べた。

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  • 「ホセ・ドノソ『別荘』」 招待

    「日本イスパニヤ学会会報」   ( 21 )   12 - 13   2014年10月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:日本イスパニヤ学会 広報委員会  

    ラテンアメリカ,チリの小説家ホセ・ドノソ José Donoso(1924-1996)の代表作の一つ,大部(560頁)の小説『別荘』<I>Casa de campo</I>の書評。

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  • 男性一人称語りのストラテジー パルド=バサン『あるキリスト教徒の女』と『試練』(1890)(前篇)

    大楠 栄三

    明治大学教養論集   ( 489 )   1 - 98   2013年1月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:明治大学教養論集刊行会  

    パルド=バサンは本連作以後,大半の作品で,全篇にわたって〈1人称の語り〉を用い,当然1人称の採用によって,小説の書き出しは劇的な変容を見せている。従来この変容は,作者のロシア小説への傾倒に拠るものとして解釈されてきた。
    しかし,この変容は当時作者が公言しはじめたフェミニズム的主張と関連づけて解釈すべきであり,本連作の場合,同時代の不甲斐なく信用ならない〈男性を告発する〉という女性作家の意図を読み取ることができる。この解釈は主に次の4点にもとづく――
    (1)書き出し:作者とタイトルの〈女性性〉と1人称の語り手の〈男性性〉とのズレ
    (2)(女々しい)主人公=(信頼できない)語り
    手「わたし」の帯びる〈女性性〉
    (3)女性登場人物たちの見せる〈男性性〉
    (4)終行の描写:詩的・擬古的文体における主人公の〈
    女性性〉

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    その他リンク: http://hdl.handle.net/10291/16480

  • コロンビアの詩における俳句の存在

    世界俳句2012   ( 8 )   64-72   2012年1月

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    記述言語:日本語  

    コロンビアの詩人ハイメ・ガルシア・マフラの俳論の日本語訳

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  • ラ・ラダの船の歌

    吟遊(国際俳句雑誌)   ( 53 )   10-12   2012年1月

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    記述言語:日本語  

    コロンビアの詩人ハイメ・ガルシア・マフラの詩の翻訳

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  • 書き出し風景描写のレトリック パルド=バサン『母なる自然』(1887)(後篇)

    大楠 栄三

    国際関係・比較文化研究   8 ( 2 )   61 - 106   2010年3月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:静岡県立大学  

    「後篇」ではサン=ピエール『ポールとヴィルジニー』とロンゴス『ダフニスとクロエー』との比較考察をすすめ,『母なる自然』書き出しのレトリックを明らかにすると共に,それにもとづき独自の作品解釈を展開した。<br />
    『母なる自然』書き出しは『ダフニスとクロエー』の果実描写と際立った類似を見せるが,ロンゴスの描写はホメロス,テオクリトス,ウェルギリウスといったギリシア・ローマの詩人たちによって定式化されたトポスlocus amoenus(悦楽境)に倣っている。そして,パルド=バサンはバレーラによるカスティーリャ語訳『ダフニスとクロエー』を介してこのトポスを継承していたと見なせる。『母なる自然』において,書き出しから主人公二人の愛の成就に至る場の描写において,悦楽境を構成する「至幸」が漸次的に増加していくことから,パルド=バサンがlocus amoenusに則って,二人の愛を育む「母なる自然」の現出を企図した。作品全体として,「終行」に描か

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    その他リンク: http://id.nii.ac.jp/1417/00001233/

  • 書き出し風景描写のレトリック パルド=バサン『母なる自然』(1887)(前篇)

    大楠 栄三

    国際関係・比較文化研究   8 ( 1 )   71 - 99   2009年9月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:静岡県立大学  

    パルド=バサンの初期小説第6作『母なる自然』(1887)は,作中人物の登場しない降雨の描写で始まっている。この純粋な風景描写は,「見つめる人」が設定されない上下2分割の構図という点で,彼女のどの作品とも著しく異なる書き出しである。従来の研究で本小説のモデルとして次の3作品が挙げられてきた――『ムーレ神父のあやまち』(1875),『ポールとヴィルジニー』(1788),『ダフニスとクロエー』(3C)。書き出しの風景描写はどの作品に依拠したものなのか。この考察によって,1880年代中葉にパルド=バサンが目指していた小説美学,すなわち,同時代(自然主義)への同調なのか,一世代前(ロマン主義)への懐古なのか,それとも古典(ギリシア・ローマ文化)への憧れなのかを伺い知ることができる。紙幅の関係から,「前篇」はゾラの小説との比較検証までとなった。

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    その他リンク: http://id.nii.ac.jp/1417/00001216/

  • 作中人物の導入と名指し:パルド=バサンの初期小説(1879-1889)において(第二部:Los Pazos de Ulloa [1886])

    大楠 栄三

    国際関係・比較文化研究   7 ( 1 )   49 - 99   2008年9月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:静岡県立大学  

    本稿は,パルド=バサンの初期8小説における書き出し,とくに作中人物の小説世界への導入と名指しの手法を通時的に考察する一連の論考の1つをなし,代表作Los Pazos de Ulloa (1886)を分析対象としたものである。本小説の第一の特徴は,書き出し1行目にいきなり定冠詞を付して導入された作中人物が焦点人物に設定され,内的焦点化された言説の中,主要な作中人物が彼の知覚を通して小説世界に導入される。続いて,〈紹介の儀式〉を経て,彼の認識が反映する形で語り手から固有名で名指しし始められる点である。

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    その他リンク: http://id.nii.ac.jp/1417/00001184/

  • 作中人物の名指し:パルド=バサンの初期小説(1879-1889)において(第一部)

    大楠 栄三

    国際関係・比較文化研究   6 ( 2 )   17 - 99   2008年3月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:静岡県立大学  

    本稿は,パルド=バサンの小説第7作Insolación (1889)の書き出し,空間描写もなく,1行目にヒロインが"Asís Taboada"といきなり導入されるという事象がもつ歴史的意義を,作中人物の小説世界への導入と名指しの手法を考察することによって明らかにしようとする論考の第一部である。処女作から第4作にかけて,主要な作中人物が「二重の未知」の存在として小説世界に導入され,他の人物から固有名で呼び掛けられることを契機に初めて語り手から名指しされる――この「名指しシステム」の確立と,書き出しにおける情報制禦「外的焦点化」の厳密化が連動していることを観察できるのである。

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    その他リンク: http://id.nii.ac.jp/1417/00001165/

  • 書き出しの風景描写:パルド=バサンの<I>El Cisne de Vilamorta</I>再考 査読

    HISPANICA   ( 50 )   135 - 156   2006年12月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    本論は,パルド=バサンの小説第4作『ビラモルタの白鳥』(1885)の書き出し,山間の日没描写が内包する歴史的意義を明らかにするものである。
    本作は,彼女の小説史上「風景」で始まる初めての作品であるが,この日没描写に看取できるのは,擬装されたロマン主義的感性だけではない。色彩の並置と光の追求という点から印象主義絵画に等しい感性。さらに,時の経過に随って主人公が動きながら見つめる日没の描写は,日没という一場面が,対象との距離と視角の異なる一連の画像(細かいショット)に分割して提示されており,これは,映画というメディアの発明に先立ち小説に映画的感性が育まれていたことを示唆している。すなわち,書き出しの風景描写に顕在化する視覚的感性は,パルド=バサンと彼女が生きた時代との連動性,風景描写の歴史性を証するものなのである。

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  • 「名指し」の儀式化:『パスクアル・ロペス』とピカレスク小説の書き出し

    国際関係・比較文化研究   4 ( 1 )   21 - 68   2005年9月

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    記述言語:日本語  

    本論は,パルド=バサンの処女小説『パスクアル・ロペス:ある医学生の自伝』に焦点を当て,作家みずからが模倣に努めたと公言するピカレスク小説の代表作2作品と,作中人物がどのように導入されるか,どのように「名指し」されるのかという観点から比較し,小説の「書き出し」が内包する歴史性を明らかにするものである。
    『ラサリーリョ・デ・トルメスの生涯』(1554?)や『ぺてん師ドン・パブロスの生涯』(執筆1604?,出版1626)と類似するのは,主人公が語り手となって一人称体でみずからの体験を語る点のみである。逆に,『パスクアル・ロペス』には,固有名を使って作中人物を「名指し」するケースが多く,その上,「名指し」そのものが儀式化――「二重の未知」の形成→「紹介の儀式」→「二重の未知」の解消といったプロセスを経て,作中人物が初めて「名指し」されるという仕組みが規範化――するなど,名指しに関して大きな差異が存在する。これは,本小説を黄金世紀のピカレスク小説から弁別し同時代の作品と連結させるテクスト上の現象,すなわち,「書き出し」の歴史性を顕現化するものだと見なせるはずである。

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  • 作中人物導入の手法:エミリア・パルド=バサンにおける変遷と転回(第二部) ヘンリー・ジェイムズ『ボストンの人々』において

    国際関係・比較文化研究   2 ( 1 )   51 - 110   2003年9月

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    記述言語:日本語  

    ジュネットが書き出しの「転回」の例証として挙げるヘンリー・ジェイムズの『ボストンの人々』(1886)の書き出しが[外的焦点化+未知]であるかを検証した。
    発話で始まり戯曲的構成が顕著なその書き出しには,確かに「外的焦点化」への志向を指摘することができる。しかし,語り手の繰り返される介入は読者に「焦点化ゼロ」だという識別を強要し,さらに,作中人物の導入手法の多様性は未知/既知という一義的な判別を阻む。こうした「語り」の一貫性の欠如,換言するなら,対立する二極への志向――作者の介入と情報を制限しようとする意識の共存,さらに情報を制限する外的と内的という両焦点化への志向――は,この小説が作中人物導入の手法に関して「転回」の渦中に位置することを物語っていると解することができる。

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  • 作中人物導入の手法:エミリア・パルド=バサンにおける変遷と転回(第一部) エミール・ゾラとヘンリー・ジェイムズとの関係において

    国際関係・比較文化研究   1 ( 2 )   21 - 44   2003年3月

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    記述言語:日本語  

    作中人物を小説世界に導入する手法に関する物語論者ジュラール・ジュネットの主張が,[外的焦点化+未知]から[内的焦点化+既知]への文字通りの「転回」を意味することを明らかにした上で,彼が例証として挙げるゾラの小説『ジェルミナール』(1885)と『制作』(1886)の書き出しで「転回」が本当に起きているのかを検証した。

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  • 作中人物導入の手法:『二重の未知』 十九世紀スペイン小説において

    静岡県立大学国際関係学部研究紀要   ( 14 )   69 - 84   2002年3月

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    記述言語:日本語  

    ジュネットは小説の書き出しと作中人物を導入する手法に関して,一つの「転回」が1885年に起きたと主張している。そこで本稿では,彼の主張を小説テクストの分析を通して批判的に検証する必要があることを指摘した上で,まず,ペレーダの『ソティレーサ』(1885)を取り上げ,「転回」前の手法の特徴が,書き出しの「外的焦点化」と「二重の未知」(読み手にとっての未知と語り手の未知のふり),そして未知を解消するための「紹介の儀式」に存することを明らかにした。
    次に,バルザック,フローベール,ゾラ,ヘンリー・ジェイムズの小説を引き合いに出し,「二重の未知」が19世紀ヨーロッパ小説の書き出しに共通する一つのトポスと見なせること,さらに,ペレス=ガルドスの『相続権を奪われた娘』(1881)の書き出しでも外的焦点化の厳密さを指摘できることを明らかにした。

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  • クラリンの批評概念「典型的なるモノlo típico」について:クラリンの『現実のイリュージョン』とは何か?(第二部)

    大楠 栄三

    言語・文化・コミュニケーション   ( 22 )   16 - 30   1999年3月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:慶応義塾大学  

    クラリンは「典型」という概念を用いて数多くの文芸批評を展開している。従来「典型」は風俗主義的な概念,すなわち類型ないし平均として解釈されてきた。しかし,クラリンの「典型的なるモノ」のありようは一様ではない。とくに1880年以降の彼が擁護した「典型」の場合,マルクス主義文学が主張するような個と類を弁証法的に統合した[歴史的に意義深い]形象として捉えるべきである。よって,クラリンの擁護する「典型」は,典型化のプロセスに第三の言説が介在するため,現実には存在しないが「ありえそうな]形象を創出する可能性を孕むことになり,1880年代のクラリンがオルテガ(1925)美学へ向けて大きく踏み出していたと見做し得るのである。

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  • 「アウグスティン・ドゥラン」,「ブランコ・ホワイト」,「カルロス・ロハス」

    『世界文学大事典』編集委員会

    『世界文学大事典』   第3巻:158-159;785, 第4巻:899   1997年4月

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    記述言語:日本語  

    辞典項目の執筆

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  • 「重要作品解題」フアン・デ・メーナ 『運命の迷宮』,エルナンド・デル・プルガール 『カスティーリャ英傑伝』,ディエゴ・デ・サン・ペドロ 『愛の牢獄』,アントニオ・デ・ゲバーラ 『宮廷を蔑み田園を称える書』,アロンソ・デ・エルシーリャ 『ラ・アラウカーナ』,ロペス・デ・ウベダ 『あばずれ女,フスティーナ』,ビセンテ・エスピネル 『従士マルコス・デ・オブレゴンの生涯』,サアベドラ・ファハルド 『政治のエンブレム』

    牛島信明

    『スペイン古典文学史』   369-383   1997年1月

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    記述言語:日本語  

    『スペイン古典文学史』巻末の「重要作品解題」の8項目の執筆。

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  • クラリンの『現実のイリュージョン』とは何か?(第一部):ガルドスとの対話から 査読

    大楠 栄三

    Hispanica   ( 40 )   135 - 148   1996年12月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:日本イスパニヤ学会  

    1880年代のクラリンが希求した「現実のイリュージョン」が,世紀末スペインの属した文学史的コンテクストの中でまとう両義性――ガルドスによれば「現実」は,オリジナル対コピーという二項対立モデルにおけるオリジナル(スペインの歴史的現実社会)を指し,他方,オルテガによるなら,現実世界から独立して自律する言語空間を意味することになる――を指摘し,両者が美的関心を寄せた「典型的なるモノ/ありえそうなモノ」,「社会の総体/個人」,「視覚的な出来事/人間の内面」,「大衆的読者/少数エリート」を尺度に「イリュージョン」の実体を探ることによって,クラリンの審美的位置づけを明確にすることを提案した。

    DOI: 10.4994/hispanica1965.1996.135

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    その他リンク: https://jlc.jst.go.jp/DN/JALC/00387627180?from=CiNii

  • 小説の『非人称性』をめぐる考察:19世紀末スペイン文芸批評において 査読

    大楠 栄三

    言語・地域文化研究   ( 2 )   277 - 304   1996年3月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:東京外国語大学  

    フローベールやゾラが提唱した「非人称性の理論」の概念を,彼らの記述のみに倣って解釈してきた従来の研究に抗して,19世紀末スペイン作家の個々の視点から「作者の気質の表出」という対概念との関係において明確化すべく,クラリンを軸にパルド=バサン,バレーラ,アルタミラ,ペレス=ガルドスの文芸評論を分析した。そして,彼らの解釈に差異が生じた要因を,「現実の作者」とテクストの「語り手」とを区別する,すなわち「現実」と「虚構」の境界を見据える意識があるかないかに探った。

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  • 『ラ・レヘンタ』における作中人物の発話を表す言説について:クラリンの自然主義小説観が示す二つの志向の融和 査読

    大楠 栄三

    言語・地域文化研究   ( 1 )   35 - 63   1995年3月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:東京外国語大学  

    クラリンはみずからの評論のなかで作中人物の[発話]を「直接言説」,[意識]を「自由間接言説」で描出することがもっともリアルな言説パターンだと主張していた。また19世紀末スペインおよびフランスでは,引用符によって「発話を表す自由間接言説」を囲むこと自体が文学慣習から逸脱した手法であった。にもかかわらず,クラリンが代表作『ラ・レヘンタ』で「発話を表す引用符付きの自由間接言説」を用いた彼の意図を,この言説形式がもつ機能と彼の小説美学との関係の中に読み取ることを試みた。そして,この形式の言説が,語り手の「非人称性」を損うことなくみずからの「批評精神」を顕現化させようとした,クラリンが目指した二つの志向の衝突・融和の痕跡だという解釈を示した。

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  • 「自由間接話法」の<視点>について

    大楠 栄三

    言語・文化研究   ( 10 )   99 - 108   1992年3月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:東京外国語大学  

    19世紀後半のヨーロッパ小説においてめざましい成熟を見せた「自由間接話法」の形態的特徴,物語内での機能,描出される視点などを,直接話法ならびに間接話法との比較にもとづき考察すると共に,スペイン語の小説テクストの中で特定の言説を自由間接話法だと弁別するための文法的・文体的・文脈的指標を実例を挙げながら明らかにした。

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書籍等出版物

  • ペレス=ガルドスの穏やかな眼差し

    大楠栄三( 担当: 単訳 ,  原著者: マリオ・バルガス=ジョサ)

    水声社  2026年6月 

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    記述言語:日本語   著書種別:学術書

    ラテンアメリカ文学のブームの双璧をなすノーベル賞作家、マリオ・バルガス=ジョサ(1936ー2025年)の最後の評論の全訳。スペイン(カスティーリャ語)の作家について発表した唯一の評論であり、かつ、スペインの国民作家ベニート・ペレス=ガルドス(1843-1920年)のほぼ全著作――小説二十九作、戯曲二十四作、歴史小説四十六作――を網羅した作品となる。
    原書に多々見受けられるペレス=ガルドスの原作との齟齬は注記し、可能な場合は修正した校訂翻訳版でもあり、注は200にも及ぶ。
    本邦訳が、日本語で読むことのできる唯一のペレス=ガルドスのガイドブックとなる。

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  • スカートをはいたドン・キホーテ

    大楠栄三( 担当: 単訳 ,  原著者: ベニート・ペレス=ガルドス)

    幻戯書房  2025年9月  ( ISBN:9784864883306

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    総ページ数:534   担当ページ:1-534   記述言語:日本語   著書種別:一般書・啓蒙書

    原題 La desheredada。スペインを代表する国民作家が著した、初のスペイン自然主義小説と評される、マドリードを舞台にした都市小説の傑作長編。本邦初訳。

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  • En torno a la primera obra traducida al japonés de Emilia Pardo Bazán.

    Eizo Ogusu( 担当: 単著)

    Edicions de la Universitat de Barcelona  2024年7月  ( ISBN:9788491684152

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    担当ページ:491-506   記述言語:スペイン語  

    Freire López (2005)による,スペインを代表する作家エミリア・パルド=バサン(1851-1921)の初邦訳作品についての指摘を起点に,まず第一に,本邦訳に関する書誌的情報――25才の<B>堀口大學(1892-1981)</B>が,1917年12月,パルド=バサン全集第17巻(Cuentos sacro-profanos)を原典として邦訳し,「三田文学」第9巻第2号(1918年2月)に掲載――を明らかにした。そこから,スペイン語に熟達しておらず,フランス現代詩にしか関心のなかった若き大學が,<B>なぜ初めてスペイン文学の,それもパルド=バサンの短篇邦訳に手を付けたのか</B>,他方,<B>「全集」に掲載されていた短篇36作から,なぜ「基督の渇」«La sed de Cristo»を選んだのか</B>,これらの疑問を引き出した。そして,<B>堀口家が第1次大戦下,スペインの首都マドリードで果たした役割</B>と,<B>当時の大學が1917年10月にこうむった挫折</B>をもとに主観的な解釈を提示した。

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  • GALDÓS, ¿PIONERO EN LA «NOVELA DE FERROCARRIL» EN ESPAÑA? 査読

    Eizo Ogusu( 担当: 単著)

    Casa-Museo Pérez Galdós  2024年3月 

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    総ページ数:16   担当ページ:854-869   記述言語:スペイン語  

    19世紀,最新の交通手段,鉄道の出現によって,各国の文学に鉄道の旅を取り込んだフィクションが登場する。
    本発表においては,これまでスペインにおける鉄道文学(散文)の嚆矢とされてきたグスタボ・アドルホ=ベッケル(1836-70)の『僧房から』の「第一の書簡」(1864)と,手書きの草稿として見つかったベニート・ペレス=ガルドス(1843-1920)『ロサリア』を比較検討し,それぞれの鉄道文学としての長所を列挙する。その後,両作品の決定的な相違を顕在化させ,その相違が両作家が立つ審美的地平の違いにもとづくことを明らかにし,もし『ロサリア』が当時刊行されていたとするなら,ペレス=ガルドスがスペインにおける鉄道小説のパイオニアとなっていたことを主張する。

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  • Los medios de viaje en la narrativa de Emilia Pardo Bazán: cambio de su sensibilidad 査読

    Eizo Ogusu( 担当: 単著)

    Casa-Museo Emilia Pardo Bazán  2022年12月 

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    総ページ数:9   担当ページ:127-135   記述言語:スペイン語  

    ドイツの歴史家ラインハルト・コゼレックが19世紀の社会現象として指摘する「迅速化」とゲーテが書簡の下書きにしたためた造語「悪魔的速度」(veloziferisch)を鍵に,エミリア・パルド=バサン(1852-1921)のフィクションにその痕跡を探ることによって,まさに悪魔的速度によって鉄道や電信を取り込んでいた作家が,世紀末をはさみ,速さよりも自由さから自動車をフィクションに取り組んでいったことを明らかにし,作家の感性の変化を指摘した。
    キーワード:ラインハルト・コゼレック(1923-2006),ゲーテ(1749-1832),鉄道,自動車

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  • 独裁者ティラノ・バンデラス 灼熱の地の小説

    大楠栄三( 担当: 単訳 ,  原著者: ラモン・デル・バリェ=インクラン)

    幻戯書房  2020年3月  ( ISBN:9784864881937

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    総ページ数:331   担当ページ:1-331   記述言語:日本語  

    ガリシア地方ポンテベドラ生まれのスペインの作家ラモン・デ・バリェ=インクラン(1866-1936)が、耽美的愛の世界を描いた〈ソナタ〉四部作で地位を確立、劇作に専念した後、独自のエスペルペント美学にもとづき現実を滑稽かつ冷徹に描き出し〈98年世代〉を審美的にリードした時期の代表作。
    ガルシア=マルケス『族長の秋』、カルペンティエール『方法異説』につながる〈独裁者小説〉の嚆矢であり、「現代スペイン文学において、もっとも難解な小説」と称される作品の、本邦初訳。

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  • <I>LA INCÓGNITA</I> Y LA CONDENACIÓN:UN CIEMPIÉS ADVERTIDO POR DOÑA EMILIA 査読

    ( 担当: 単著)

    Casa-Museo Pérez Galdós  2019年2月 

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    総ページ数:1063   担当ページ:374-408   記述言語:スペイン語  

    La carta enviada de doña Emilia a don Benito nos hace a los lectores de ahora vislumbrar en el texto de <I>La incógnita</I> la realidad oculta sobre el Crimen de la calle Fuencarral, concretamente, varias alusiones hechas por el propio autor al cacique de la Restauración, don Eugenio Montero Ríos.

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  • Un personaje de <I>Morriña</I> de Emilia Pardo Bazán, ¿ficticio o real? 査読

    J. M. González, M. L. Sotelo, M. Cristina, H. Gold, D. Thion, B. Ripoll, y, J. Cáliz( 担当: 単著 範囲: 567~590ページ)

    Universitat de Barcelona  2017年  ( ISBN:9788447541478

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    総ページ数:24ページ   記述言語:スペイン語  

    スペインの女性作家エミリア・パルド=バサンの小説『郷愁』(1889年)に関して,パルド・バサン研究史上初めて,作者が本作を献じた女性(Carmen Alamaric y Osorio de Espinosa)の素性を調査することによって,この人物と,本小説の主人公(doña Carmen)の設定がまったく同一であることを明らかにした。これによって,作者のリアリティ感覚を顕在化させるとともに,1890年度ドニャ・エミリアがサン・ベルナルド通りに邸宅を購入した理由についてこれまでの定説をくつがえすことになった。

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  • ウリョーアの館

    大楠栄三( 担当: 単訳 ,  原著者: エミリア・パルド=バサン)

    現代企画室  2016年12月  ( ISBN:9784773816198

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    総ページ数:410p   記述言語:日本語  

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  • ドニャ・ペルフェクタ―完璧な婦人

    大楠栄三( 担当: 単訳 ,  原著者: ベニート・ペレス=ガルドス)

    現代企画室  2015年3月  ( ISBN:9784773815061

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    総ページ数:59   担当ページ:1-316   記述言語:日本語  

    スペイン文科省(Ministerio de educación, cultura y deporte)の書籍図書館総局による翻訳助成事業に採択された,スペインの国民作家ベニート・ペレス=ガルドス(1843-1920)の初期小説を代表する小説<I>Doña Perfecta</I>の本邦初訳。

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  • ベニート・ペレス=ガルドス(1843-1920)年譜、訳者解題

    大楠栄三( 担当: 単著)

    幻戯書房  2025年9月  ( ISBN:9784864883306

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    総ページ数:93   担当ページ:535-627   記述言語:日本語   著書種別:一般書・啓蒙書

    邦題『スカートをはいたドン・キホーテ』の、当時においていかに「新しい」小説だったのか、その「スペイン自然主義小説」としての特質を明らかにするとともに、「実在の街路の名称」を明示するというその特質の一つから、当時の社会的状況をもとに、「都市小説」としての読解を試みた。

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  • 「訳者あとがき,作者の生涯」

    ( 担当: 単著)

    現代企画室  2016年12月 

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    総ページ数:44   担当ページ:367-410   記述言語:日本語   著書種別:学術書

    エミリア・パルド=バサン Emilia Pardo Bazán (1851-1921)というスペインを代表する女性作家の生涯を,些細な伝記研究をもとに描き出し,日本で初めての紹介となる。

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  • ホセ・マルティ選集 第1巻:交響する文学

    牛島信明;青木康征;井尻直志;内田兆史;佐藤邦彦;花方寿行;柳原孝敦( 担当: 共著)

    日本経済評論社  1998年12月  ( ISBN:9784818810358

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    担当ページ:73-99;267-281;327-335   記述言語:日本語  

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MISC

  • 「新旧世代の関係――ペレス=ガルドスとバリェ=インクラン」 査読

    大楠栄三

    「明治大学人文科学研究所紀要」   ( 88 )   71 - 94   2021年3月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   出版者・発行元:明治大学人文科学研究所  

    本稿では,〈1868年世代 vs 98年世代〉という新旧世代間の対立構図の実態解明を目的に,第一に,20世紀初頭のスペインにおいて文壇の重鎮ペレス=ガルドス(Benito Pérez Galdós,1843-1920)が,バリェ=インクラン(Ramón del Valle Inclán,1866-1936)を含む若い作家たちに,どういうまなざしを向けていたのか。これを,〈98年世代〉が創刊しガルドスに執筆を依頼した週刊誌「エレクトラ」(1901年3月16日)と「スペインの魂」(1903年11月8日)の巻頭言の分析によって明らかにする。次に,〈98年世代〉を審美的にリードした作家バリェは,前の世代のトップに君臨していたガルドスをいかなる目で見ていたのかを,彼のガルドスへの私信とジャーナリズムでの発言をもとに考察。その結果,後世の作家やメディアが,これら二つの世代を紋切り型の対立構図に仕立て上げた実像を描き出した。

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  • 「スペイン文献学の底力――三宗教徒がイベリア半島でいかに共存していたか,膨大な資料から見せつける」 招待

    「図書新聞」   ( 3500 )   4 - 4   2021年6月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:武久出版  

    アメリコ・カストロ著,本田誠二訳『歴史のなかのスペイン――キリスト教徒,モーロ人,ユダヤ人』(水声社)の書評

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  • 花方寿行『我らが大地―19 世紀イスパノアメリカ文学におけるナショナル・アイデンティのシンボルとしての自然描写―』 招待

    大楠栄三

    日本イスパニヤ学会「会報」   ( 25 )   7 - 9   2018年10月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:日本イスパニヤ学会  

    花方寿行氏の研究書『我らが大地―19 世紀イスパノアメリカ文学におけるナショナル・アイデンティのシンボルとしての自然描写―』(晃洋書房、2018 年)の書評。

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講演・口頭発表等

  • En torno a la primera obra traducida al japonés de Emilia Pardo Bazán 国際会議

    大楠栄三

    IX Coloquio: "La crítica literaria en el siglo XIX"  2022年10月  Sociedad de Literatura Española del Siglo XIX

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    開催年月日: 2022年10月

    記述言語:スペイン語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:バルセローナ   国・地域:スペイン  

    Freire López (2005)による,スペインを代表する作家エミリア・パルド=バサン(1851-1921)の初邦訳作品についての指摘を起点に,まず第一に,本邦訳に関する書誌的情報――25才の<B>堀口大學(1892-1981)</B>が,1917年12月,パルド=バサン全集第17巻(Cuentos sacro-profanos)を原典として邦訳し,「三田文学」第9巻第2号(1918年2月)に掲載――を明らかにした。そこから,スペイン語に熟達しておらず,フランス現代詩にしか関心のなかった若き大學が,<B>なぜ初めてスペイン文学の,それもパルド=バサンの短篇邦訳に手を付けたのか</B>,他方,<B>「全集」に掲載されていた短篇36作からなぜ「基督の渇」«La sed de Cristo»を選んだのか</B>,これらの疑問を引き出した。そして,<B>堀口家が第1次大戦下,スペインの首都マドリードで果たした役割</B>と,<B>当時の大學が1917年10月にこうむった挫折</B>をもとに主観的な解釈を提示した。

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    その他リンク: https://drive.google.com/file/d/1qN3KZQyZtuc421SnWmYeLH0mbO03K8EO/view?usp=sharing

  • Galdós, ¿pionero en la «novela de ferrocarril» en España? 国際会議

    Eizo Ogusu

    XII Congreso Internacional Galdosiano "Coda a un centenario: Galdós, miradas y perspectivas"  2022年6月  Casa-Museo Pérez Galdós

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    開催年月日: 2022年6月

    記述言語:スペイン語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:Las Palmas de Gran Canaria   国・地域:スペイン  

    19世紀,最新の交通手段,鉄道の出現によって,各国の文学に鉄道の旅を取り込んだフィクションが登場する。本発表においては,これまでスペインにおける鉄道文学(散文)の嚆矢とされてきたグスタボ・アドルホ=ベッケル(1836~70)の『僧房から』の「第一の書簡」(1864)と,手書きの草稿として見つかったベニート・ペレス=ガルドス(1843~1920)『ロサリア』を比較検討し,それぞれの鉄道文学としての長所を列挙する。その後,両作品の決定的な相違を顕在化させ,その相違が両作家が立つ審美的地平の違いにもとづくことを明らかにし,もし『ロサリア』が当時刊行されていたとするなら,ペレス=ガルドスがスペインにおける鉄道小説のパイオニアとなっていたことを主張した。

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    その他リンク: https://drive.google.com/file/d/1MLj34L2Oyq-fOazmZmHqID4mAC21Vj1o/view?usp=sharing

  • Los medios de viaje en la narrativa ficticia de Emilia Pardo Bazán: cambio de su sensibilidad 国際会議

    Eizo Ogusu

    Congreso Internacional "Emilia Pardo Bazán 100 anos despois"  2021年10月  la Real Academia Galega

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    開催年月日: 2021年10月

    記述言語:スペイン語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:A Coruña y Santiago de Compostela   国・地域:スペイン  

    ドイツの歴史家ラインハルト・コゼレックが19世紀の社会現象として指摘する「迅速化」とゲーテが書簡の下書きにしたためた造語「悪魔的速度」(veloziferisch)を鍵に,エミリア・パルド=バサン(1852-1921)のフィクションにその痕跡を探ることによって,まさに悪魔的速度によって鉄道や電信を取り込んでいた作家が,世紀末をはさみ,速さよりも自由さから自動車を前景化するフィクションに取り組んだことを明らかにし,作家の感性の変化を指摘した。

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  • <I>La incógnita</I> y la condenación: un ciempiés advertido por doña Emilia 国際会議

    XI Congreso Internacional Galdosiano  2017年6月  Casa-Museo Pérez Galdós

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    開催年月日: 2017年6月

    記述言語:スペイン語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:Las Palmas de Gran Canaria, España  

    スペインの大作家,ペレス=ガルドス(1843-1920)の書簡体小説 <I>La incógnita</I>『謎』(1889年)は,これまで実際に起きた「フエンカラル通り殺人事件」との関連が指摘されてきただけであった。
    しかし,ガルドスが当時付き合っていた作家エミリア・パルド=バサンが彼に送った書簡,とくに新作『謎』に対する彼女の読後感をもとに,当時の司法の歪み,とくに政府高官や富裕層の子息を糾弾する小説であることを明らかにした。

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  • Un personaje de <I>Morriña</I> de Emilia Pardo Bazán, ¿ficticio o real? 国際会議

    Eizo Ogusu

    VII Coloquio: "La historia en la literatura española del siglo XIX"  2014年10月  Sociedad de Literatura Española del Siglo XIX

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    開催年月日: 2014年10月

    記述言語:スペイン語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:バルセローナ   国・地域:スペイン  

    パルド=バサン研究史上初めて,作者が『郷愁』<I>Morriña</I>(1889)を捧げた献辞の女性Carmen Almaric y Osorio de Espinosaの素性を明らかにした。その上で,この女性と小説で主要な役回りをする婦人Aurora Nogueira de Pardiñasが,亡夫の職業や職歴,その突然の病と死去,さらに息子が一人息子であり,その年齢や専攻した学部・大学,また家族が住んだマドリードの住所や家族の経済状況といった点で,まったく同一であることを当時の新聞・雑誌記事にもとづき示した。
    この発表によって,これまで単なる虚構の婦人とされてきた『郷愁』の主要作中人物が,歴史上の婦人の忠実な反映であることが明らかになり,本作品の解釈の根幹を揺るがす発見だと評された。

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  • 鉄道と風景:1868年世代の小説において 招待

    公開シンポジウム「交通と文学:鉄道の時代としての19世紀」  2020年1月  リアリズム研究会/慶應義塾大学教養研究センター

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    記述言語:日本語   会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)  

    開催地:慶應義塾大学日吉キャンパス  

    鉄道が開通した当時,初めて乗客となったスペインの作家たちは,その体験をいかにフィクション化したのか? ロマン主義作家ベッケルの『わが僧房より』(1864)といった先駆的な試みもあったが,鉄道の旅をモチーフとしたのは,1868年世代をリードしたペレス=ガルドスの未発表小説『ロサリア』(1872?)が最初だろう。ただ刊行されたものとしてはパルド=バサンの『新婚旅行』(1881)となる。本作には,登場人物が車窓から「すばやく動く風景」を関心をもって眺めるシーンが現れる。この「動く風景に対する感受性」こそが,スペイン・リアリズム小説を代表するクラリンの『裁判所長夫人』(1885)とガルドスの『フォルトゥナータとハシンタ』(1887)の中に,スペインの田舎の景色や風物を描かせていったのだ。
    鉄道の旅に対するこのような感性の変化を,19世紀末からパルド=バサンの最後の小説『愛しの主』(1911)までたどった。

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  • La desheredada(1881)で、作中人物の動きに合わせマドリードの〈街路〉が正確に描写されていることについて

    大楠栄三

    東京スペイン語文学研究会第214回  2025年7月  東京スペイン語文学研究会

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    開催年月日: 2025年7月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:清泉女子大学  

    ベニート・ペレス=ガルドス(1843-1920)の1881年の小説La desheredadaでは、作中人物の動きに合わせ、マドリードの〈街路〉が正確に描写されている。物語世界の中に、このようにして舞台装置を写実的に復元しようとする作者の試みを、どう読み取るべきなのか? 単に、物語空間を読者の前に現前させようとする試みなのだろうか?
    先行する7作品や次作品との比較によって、描写されている街路の量的側面と、1879年のマドリード市街図を参照することによって、方向や位置的関係と行った描写の正確性を明らかにしたうえで、先行研究にもとづき一つの解釈を提示した。

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  • 鉄道と風景―1868年世代の小説において――

    大楠栄三

    東京スペイン語文学研究会第199回  2019年11月  東京スペイン語文学研究会

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    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:東京大学駒場キャンパス  

    スペインで鉄道が開通した当時,初めて乗客となった作家たちは,その体験をいかにフィクション化したのか?
    鉄道への萌芽的な言及から,鉄道の旅をモチーフとして活用したペレス=ガルドスの未発表小説『ロサリア』(1872?),パルド=バサンの『新婚旅行』(1881)へと考察をすすめ,本作ではじめて,登場人物が車窓から「すばやく動く風景」を関心をもって眺めるシーンが現れることを明らかにした。
    つづいて,この「動く風景に対する感受性」こそが,スペイン・リアリズム小説を代表するクラリンの『裁判所長夫人』(1885)とガルドスの『フォルトゥナータとハシンタ』(1887)の中に,スペインの田舎の景色や風物を描かせていったことを例証した。
    最後に,スペインで最初の「鉄道旅小説」を上梓したパルド=バサンが,最後の小説『愛しの主』(1911)ではまるで鉄道への関心を失ったかのよう。車窓からの風景が消え,関心が別の乗り物へ移ったかのようであることに触れた。

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  • ゾラの自然主義とスペイン 招待

    大楠栄三

    自然主義研究会  2019年5月  慶應義塾大学文学部小倉孝誠

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    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(招待・特別)  

    開催地:慶應義塾大学三田キャンパス  

    ゾラの自然主義理論とその作品が、スペインへ「いつ」、「いかに」移入され、どんな実作が現れたのか、その後、どのような変容をたどったのかを、以下のような流れで考察した――

    Ⅰ導入と萌芽:1880年
    Ⅱ論争の本格化:1882年
    Ⅲ実践:1883~86年
    Ⅳ成熟と離反?

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  • <I>La incógnita</I>, ¿no es más real que <I>Realidad</I>?

    東京スペイン語文学研究会第184回  2017年5月 

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    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:東京大学駒場キャンパス  

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  • ベニート・ペレス=ガルドス=《ヒヨコ豆作家》? 『ドニャ・ペルフェクタ』=《傾向小説》?

    東京スペイン語文学研究会第166回  2014年5月  東京大学駒場

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    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    同時代のフランスやイギリス・アメリカの文豪と比肩しうる大作家ベニート・ペレス=ガルドスが後代の世代から付されたレッテル《ヒヨコ豆作家》の正当性と『ドニャ・ペルフェクタ』=《傾向小説》という一般的な評価について再考する。

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  • 一人称語りのジェンダー・ストラテジー―パルド=バサン『キリスト教徒の女』と『試練』(1890)―

    日本イスパニヤ学会第58回大会  2012年10月  愛知県立大学

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    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

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  • 誰の「愛の物語」?―パルド=バサン『郷愁』(1889)の始まりと「スペインの女性」―

    日本イスパニヤ学会第57回大会  2011年10月  駒沢大学

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    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

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  • 風景描写のレトリック―パルド=バサン『母なる自然』(1887)の書き出し―

    日本イスパニヤ学会第55回大会  2009年10月  静岡県立大学

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    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

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  • 語りのモデルへの革新的・実験的な揺さぶり―パルド=バサンInsolación (1889)の書き出し―

    日本イスパニヤ学会第53回大会  2007年10月  清泉女子大学

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    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

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  • パルド=バサンとクラリン―La madre NaturalezaとLa Regentaの書き出し―

    日本イスパニヤ学会第52回大会  2006年10月  同志社大学

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    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

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  • 情景の出現―パルド=バサン初期小説の書き出しの考察―

    日本イスパニヤ学会第51回大会  2005年10月  神田外語大学

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    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

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  • パルド=バサン,新郎の名が明かされない『ある新婚旅行』(1881)の書き出し

    日本イスパニヤ学会第50回大会  2004年11月  南山大学

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    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

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  • 作中人物導入の手法:エミリア・パルド=バサンにおける変遷と転回―エミール・ゾラとヘンリー・ジェイムズとの関係において―

    日本イスパニヤ学会第48回大会  2002年10月  東京外国語大学

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    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

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  • 作中人物導入の手法:二重の未知とその変容―十九世紀スペイン小説において―

    日本イスパニヤ学会第47回大会  2001年10月  天理大学

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    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

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  • レオポルド・アラス“クラリン”『ラ・レヘンタ』(1884‐85) による「新しい読者」の創出

    日本イスパニヤ学会第44回大会  1998年10月  拓殖大学

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    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

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  • クラリンの批評概念「典型的なるモノlo t?pico」について

    日本イスパニヤ学会第43回大会  1997年10月  関西外国語大学

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    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

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  • レオポルド・アラス:『ラ・レヘンタ』における作中人物の言説形式について:アラスの自然主義文学論が示す二つの志向の融和

    日本イスパニヤ学会第40回大会  1994年10月  上智大学

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    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

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Works(作品等)

  • 「バリェ=インクラン年譜」

    2020年3月

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    発表場所:衒気書房  

    スペインを代表する作家ラモン・デ・バリェ=インクランの略歴

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  • 「訳者解題」

    2020年3月

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    発表場所:衒気書房 『独裁者ティラノ・バンデラス』  

    バリェ=インクラン作『ティラノ・バンデラス』の解説
    ・原題『ティラノ・バンデラス』Tirano Banderas
    ・独裁者小説の嚆矢
    ・副題「灼熱の地の小説」“Novela de Tierra Caliente”
    ・ベストセラー小説
    ・読者が待ちわびた新作
    ・軍事独裁下のスペイン
    ・晦渋なテキスト
    ・語り
    ・時間と空間
    ・構造
    ・エスペルペント
    ・常軌を逸したスペイン語
    ・イスパノアメリカ語への統合
    ・イスパノアメリカ語の創出
    ・文学的意志―新しいスペイン
    ・軍事独裁を断罪
    ・この翻訳について

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  • 『ガリシア地方を舞台としたエミリア・パルド=バサンの小説』

    2014年6月

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    発表場所:A Coruña (España): Casa-Museo Emilia Pardo Bazán + (S8) mostra de cinema periférico  

    スペインのCasa-Museo Emilia Pardo Bazán”(ガリシア王立アカデミー/エミリア・パルド=バサン生家・博物館)の依頼を受け,日西交流400周年事業の一環として,スペイン,ア・コルーニャ市で開催された国際映画祭"(S8) mostra de cinema periférico"(2014年6月4日~6月8日)向けに刊行された小冊子,43ページ。
    パルド=バサンが生まれ育ち,終生愛したスペイン北西部のガリシア地方を主な舞台とした,彼女の初期小説5編の「書き出し」(スペイン語+日本語)と「あらすじ」をまとめたもの。

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社会貢献活動

  • 出版記念講演︓マルティン・ルイス・グスマン『ボスの影』&バリェ・インクラン『独裁者ティラノ・バンデラス 灼熱の地の⼩説』

    役割:講師

    ンスティトゥト・セルバンテス東京  2020年12月

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    対象: 社会人・一般

    種別:講演会

    メキシコ革命収束から間もない時代を描いた小説の白眉ともいえる『ボスの影』、その作者のマルティン・ルイス・グスマンと、独裁者小説の先駆的作品である『独裁者ティラノ・バンデラス 灼熱の地の小説』の作者ラモン・デル・バジェ=インクランは、その他の名だたるスペイン語圏文学者とともにホテル・レヒーナ・デ・マドリードに集い談議に花を咲かせてた。
    『ボスの影』と『独裁者ティラノ・バンデラス』の日本語版訳者である寺尾隆吉氏と大楠栄三、またグレゴリー・サンブラーノ氏が、それぞの邦訳の紹介や1920年代後半のマドリードの文壇について話した。

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  • ベネズエラの古典文学『ドニャ・バルバラ』

    役割:出演

    セルバンテス文化センター東京  文化プログラム  セルバンテス文化センター東京  2018年2月

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    対象: 研究者, 社会人・一般

    種別:講演会

    ロムロ・ガジェゴス作『ドニャ・バルバラ』は,1929年に出版された,ベネズエラ文学を代表する古典である。
    本作と,大楠が邦訳したベニート・ペレス=ガルドスの『ドニャ・ペルフェクタ』(1876)との類似性について論じた。

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  • 慶應大学 連続講座「地中海の誘惑」:スペイン・リアリズム小説の成熟と変貌

    役割:講師

    慶應義塾大学 文学部  講座「地中海の誘惑」  慶應義塾大学 日吉キャンパス  2017年7月

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    対象: 大学生

    種別:出前授業

    極東証券寄付による連続講座の,7月4日(火)に担当し,文学部の学生に対して講演を行った。

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  • 公開記念セミナー 《「ミツバチのささやき」のスペイン スペインの至宝ビクトル・エリセの世界を知るチャンス!》(サールナートホール&シネ・ギャラリー)

    役割:出演

    2010年1月

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    種別:出前授業

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  • SPAC公演 「ドン・キホーテ」 アフタートーク(静岡芸術劇場)

    役割:出演

    2008年12月

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    種別:フェスティバル

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  • SPAC(静岡県舞台芸術センター)+静岡シネ・ギャラリー共同企画セミナー「ドン・キホーテON MOVIE」(サールナートホール)

    役割:出演

    2008年11月

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    種別:出前授業

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  • 慶應義塾大学 外国語教育研究センター主催講演会「馬蹄形アーチの彼方に見る『ドン・キホーテ』とエル・グレコ」

    役割:出演

    2004年11月

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    種別:出前授業

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メディア報道

  • NHKラジオ「まいにちスペイン語応用編:スペイン文学を味わう」 テレビ・ラジオ番組

    NHK  「まいにちスペイン語 応用編」  2017年10月

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    NHKラジオ講座「まいにちスペイン語 応用編 スペイン文学を味わう」の企画、テキスト執筆、放送台本執筆、出演。

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  • Presentación do novo número da Revista La Tribuna. Cuaderno de Estudos da Casa-Museo

    Real Academia Galega  Salón de Actos da Real Academia Galega  2017年3月

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    2017年3月7日(火)11:00(現地時間)から,ガリシア王立アカデミーが開催した,エミリア・パルド=バサンに関する学術雑誌La Tribunaの最新刊の発表会において,本作家の代表作『ウリョーアの館』の邦訳についてプレゼンテーションをおこなった。

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学術貢献活動

  • 「抵抗する女伯爵」パルド=バサン没後100周年記念講演会 国際学術貢献

    役割:企画立案・運営等, パネル司会・セッションチェア等

    インスティトゥト・セルバンテス東京  ( 〒102-0085 東京都千代田区六番町2-9 セルバンテスビル ) 2021年9月

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    〈スペインの女性で初めて〉は,エミリア・パルド=バサン(1851-1921)を紹介する際の常套句である――フランス自然主義を擁護(1883年),男性しか入会を認めなかったマドリード文芸協会で講演(1887年)会員へ(1905年),公教育美術省の委員に(1910年),マドリード大学教授へ(1916年)。ただ,彼女の活動はこれらに留まらず,スペインで初めて女性労働者によるストライキを描いた『煽動者』(La Tribuna,1883年)など20作の長編小説,600本もの短編創作のほか,闘うフェミニストとして男女同権を訴えるジャーナリズム活動を展開,月刊誌や女性向け叢書(スチュアート・ミルの翻訳など)の刊行をとおし女性の啓蒙活動にも取り組んだ。

    没100年を迎えるにあたり,スペインでは数多くの学会やイベントが開催され,多方面から再評価が進められている。そこで本講演会では,大楠の司会と作家・作品概説につづき,パルド=バサン研究の第一線でご活躍のお二人に,作家とその作品がいかに表象されてきたか,また彼女の日本への視線についてお話しいただき,パルド=バサンの実像にせまることができればと考えている。

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  • Los Pazos de Ulloa" traducida ao xapones 国際学術貢献

    役割:パネル司会・セッションチェア等

    Casa-Museo Emilia Pardo Bazán  ( Casa-Museo Emilia Pardo Bazán ) 2017年2月

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    種別:大会・シンポジウム等 

    スペインを代表する女性作家エミリア・パルド=バサンの代表作,『ウリョーアの館』の邦訳を刊行するまでに,訳者が直面したさまざまな困難について,スペインの一般聴衆と専門家を前に講演した。

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