学位
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文学博士 ( 北京大学 )
2026/03/07 更新
2005年早稲田大学第一文学部中国語中国文学学科卒業
2007年天津師範大学進修生修了
2010年北京大学中文系修士課程修了
2014年北京大学中文系博士課程修了
2014年4月~2016年3月名古屋商科大学コミュニケーション学部専任講師
2016年4月~2019年3月フェリス女学院大学国際交流学部助教
2019年4月〜2020年3月明治大学経営学部専任講師
2020年4月〜明治大学経営学部准教授
文学博士 ( 北京大学 )
言語類型論
中国語学
日本中国語学会
“怎么”をどう理解するか?
野田寛達
第66回日本中国語学会全国大会 2016年11月
漢語方言の統一調査に基づく疑問詞疑問機能の普遍的関連性の探究
研究課題/領域番号:21K13007 2021年4月 - 2024年3月
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究
野田 寛達
配分額:2080000円 ( 直接経費:1600000円 、 間接経費:480000円 )
今年度はまず多くの方言資料を収集し、分析と整理を行なった。その過程で、事前の想定以上に方言資料の内容に統一性がないこと、多くの資料で記述の精緻度が不十分であることがわかった。疑問詞の記述量に関して統計をとり、それぞれの資料で少ないもので、1%未満、多いもので約7%とかなりの幅があることは問題である。また、これまで方言文法調査のために出版されたいくつかの著作も分析し、精緻度・網羅性ともに不十分であるという結論に達した。これにより本研究の目的の1つである文法項目に関する調査項目表の作成が急務であることが確認できた。
また、現代漢語に関する文法書に関しても上記2点の面で同様に課題が存在することがわかった。例えば、疑問詞の機能を規定する際に用いる名称が異なっていたり、明らかに違いのある機能に同様の名称を用いたりということがある。また、文法書によって扱っている機能が異なり、1冊で現代漢語の疑問詞の機能を網羅した著作は存在しないことも明らかになった。方言資料はこのような現代漢語の文法書を基準として作成していると考えられるため、その影響は大きい。そのため今年度は現代漢語の疑問詞の機能の整理に取り組み始めた。そしてその第一歩として、従来扱われることの少なかった疑問詞"zenme”の形容詞修飾に関して分析した。”zenme"は従来動詞修飾ばかり注目され、形容詞修飾は不可能とするものや反語になるのみとする研究が多く見られ、実際の使用状況に基づいた分析はあまり行われてこなかった。本研究ではコーパスを用いて例文を詳細に分析し、その成果を「zenmeの形容詞修飾に関する一分析」として発表した。