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流体物性計測,レオロジー解析
2026/03/07 更新
流体物性計測,レオロジー解析
ものづくり技術(機械・電気電子・化学工学) / 流体工学
自然科学一般 / 生物物理、化学物理、ソフトマターの物理
ナノテク・材料 / 応用物理一般
日本レオロジー学会奨励賞
2018年5月 日本レオロジー学会
先端分析技術賞JAIMA機器開発賞
2017年9月 日本分析化学階会
超音波シンポジウム奨励賞
2016年11月 第37回超音波シンポジウム運営委員会
日本レオロジー学会技術賞
2012年5月 日本レオロジー学会
応用物理学会講演奨励賞
2009年9月 日本応用物理学会
擬似血液の高速生成及び高精度レオロジー測定による血球成分の力学特性解析手法の確立
研究課題/領域番号:21K04863 2021年4月 - 2024年3月
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
平野 太一
配分額:4030000円 ( 直接経費:3100000円 、 間接経費:930000円 )
本研究は,電磁回転式非接触トルク印加装置(以下,EMSシステムと称する)による血液の流動特性解析への足がかりとして,濃度・サイズ・力学物性を調整可能な擬似的な血球分散液を自作すること,およびその分散液の粘度がずり速度に依存して変化する様子から分散体の特性を抽出するためのモデル関数を見つけることを目的としている。令和3年度に実施した研究は,主に2つのテーマに大別される。一つは,擬似的な血球としての使用を目指しているマイクロゲル構造体の高スループット生成技術の確立である。本技術においては,ゲル化の主材料であるアルギン酸ナトリウムの水溶液を反応促進のためのカルシウムイオンを溶かした液体が完全に覆うような構造を瞬時に実現できるかどうかで,マイクロゲル生成の可否が分かれる。ここで,液滴の一方がもう一方を完全に覆う状態を実現させるため,カルシウムイオン溶液にのみ表面張力低下の目的でエタノールを混合させるのだが,適切な混合条件の見極めまでは達成できた。また,生成されたマイクロゲル分散液を遠心分離にかけることで体積分率をより正確に判断できること,および遠心分離後のゲル構造体の凝集層に超音波を照射することで,個々のゲルに再分離し良好な分散状態に戻ることを確認した。もう一つのテーマは,ずり速度依存性のより精密なデータ取得を目指すためのEMSシステムによる共軸二重円筒ジオメトリーの検証である。流体シミュレーションによって得られた結果と粘度標準液の測定によって得られたデータを比較し,補正などを考慮せず流動特性解析を実施できるレイノルズ数の領域(上限値)を見出した。
疑似血液の高速生成および高精度レオロジー計測による血球成分の力学特性解析手法の確立
2021年4月
基盤研究(C)
電磁回転(EMS)システムによる粘性測定標準法構築への挑戦
研究課題/領域番号:26600132 2014年4月 - 2018年3月
日本学術振興会 科学研究費助成事業 挑戦的萌芽研究
酒井 啓司, 美谷 周二朗, 平野 太一
配分額:3770000円 ( 直接経費:2900000円 、 間接経費:870000円 )
磁気浮上によりグラファイト円板を気体中に保持し、気体の粘性測定を行うシステムを開発した。このシステムにより気体の種類が粘性測定によって同定できることが確認された.さらに高精度測定を目指すため、浮上のための磁石による磁場の空間的な不均一が、回転するプローブに対して制動をかける効果について実験により検証した。さらに高真空状態にすることで見かけの粘性を小さくして測定を行った。この測定により到達した粘性の大きさはおよそ純水の1/100,000であり、原理的にはこの制度で粘性測定が可能であることを実証した。
電磁駆動式転がり操作技術を用いた高感度バイオセンサーの開発
研究課題/領域番号:26870115 2014年4月 - 2017年3月
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究(B)
平野 太一
配分額:3640000円 ( 直接経費:2800000円 、 間接経費:840000円 )
本研究では、電磁回転式非接触トルク印加装置による金属プローブの操作技術を用いて、表面や界面における物性変化をリアルタイムに検出するような測定システムを確立し、このシステムを生体試料に利用できるような市販の計測器として開発することに成功した。また、低粘度や低ずり速度における測定精度を飛躍的に向上させ、ゾル-ゲル転移挙動の観察や転移温度の決定、および活性剤単分子膜のずり速度依存性の測定などを達成した。
空中マイクロ液滴プロセスによる構造化ソフトデバイスの高速生成
研究課題/領域番号:25286082 2013年4月 - 2017年3月
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B)
酒井 啓司, 美谷 周二朗, 平野 太一
配分額:18330000円 ( 直接経費:14100000円 、 間接経費:4230000円 )
本研究では微小液滴の高速射出ならびに空中での飛翔制御の要素技術を用いて、複数の液滴の衝突融合により高次の内部構造と機能を有する複合マイクロ構造を作製する技術の開発を行った。研究により複合液滴を毎秒10万個以上生成する高速プロセスを作製し、実際に蛍光分子を含む溶液を用いてその内部構造を可視化することに成功した。さらに具体的な生成物としてヒト赤血球程度の大きさを有するソフトマイクロカプセルの生成を行った。
液膜研究分野の創生のための液体薄膜の粘弾性を直接測定する手法の開発
研究課題/領域番号:23656058 2011年 - 2013年
日本学術振興会 科学研究費助成事業 挑戦的萌芽研究
美谷 周二朗, 平野 太一
配分額:3770000円 ( 直接経費:2900000円 、 間接経費:870000円 )
本研究は液体薄膜の物性を研究する分野を創生するためにその粘弾性を測定する装置を開発することを目的としたものであり、振動するガラス基板上に付着した微小液滴の振動観察および超高粘性液体の表面物性を絶対評価するための手法の開発を行い、基板上の液体振動モードと液体の表面張力、粘性などとの関係を明らかにした。また、超高粘度の液体でも表面張力と粘性を同時に1分程度で測定する手法の開発に成功し溶融するポリマーの表面張力の温度変化の観察などを行った。さらに、液膜研究の学問分野としての確立を目指した活動を行った。
電磁スピニングシステムによるナノ流路駆動極小ポンプの開発
研究課題/領域番号:23656057 2011年 - 2012年
日本学術振興会 科学研究費助成事業 挑戦的萌芽研究
酒井 啓司, 美谷 周二朗, 平野 太一
配分額:3770000円 ( 直接経費:2900000円 、 間接経費:870000円 )
本研究は、極微小化が可能な遠隔力学操作方式である電磁スピニング(以下EMS)システムを用いて、マイクロ流路中において重要な機械構成部材となるマイクロポンプなどの要素部品を作り上げるための基盤技術を開発することを目的とした。研究では、球のトルクベクトルを3次元的に任意制御することにより微小球を任意の場所へ配送するシステムを構築した。また外部トルクによる転がり運動を精密に計測することにより、これまで物理的な定量測定が困難であった静止および動転がり摩擦の計測が可能になった。これらのシステムを用いて、転がり摩擦の変化から分子の吸着状態を精度よく検出するバイオセンサーの研究を展開した。
微小液滴の融合・積層による高機能ソフトデバイス創生技術の構築
研究課題/領域番号:22360036 2010年4月 - 2013年3月
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B)
酒井 啓司, 美谷 周二朗, 平野 太一
配分額:19370000円 ( 直接経費:14900000円 、 間接経費:4470000円 )
本研究は、微小液滴の吐出・衝突・融合化技術ならびにその変形・回転運動の高時間分解能観察手法を用いて、μmサイズの流体のレオロジー物性を研究する「超高速変形ナノレオロジー計測工学」を創生し、その基本要素技術を産業界における汎用の計測ツールとして供与することを目的とした。研究では開発された高速液滴生成システムにより作製されたピコリットル液滴について、空間に局所電場を印加することによりマックスウエル応力を及ぼして液滴の飛翔状態を高精度で制御する技術を開発した。さらに異種の液滴を融合してハイブリッド構造を持つ微小粒子を作製し、その構造の微視的観察に向けた要素技術を構築した。
微小液滴射出・操作技術を用いたナノレオロジー計測工学の創生
研究課題/領域番号:19360039 2007年 - 2009年
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B)
酒井 啓司, 美谷 周二朗, 平野 太一, 美谷 周二朗
配分額:18460000円 ( 直接経費:14200000円 、 間接経費:4260000円 )
液晶やゲル、ミセルや分子膜など分子集合体が形成する生体系などの複雑流体は、自己組織化的に高度に秩序化された内部構造を形成する。これらの物質群はソフトマテリアルとも呼称されるように、温度や電場・磁場などの外的刺激に応じて容易にその構造を変化させ、さまざまな機能を発現する。近年、これらの性質を新しいミクロデバイス材料へと応用しようとする試みが盛んに進められている。本研究の目的は、我々がこれまでに培ってきた微小液滴の吐出・衝突・融合化技術ならびにその変形・回転運動の高時間分解能観察手法を用いて、μmサイズの流体のレオロジー物性を研究する「超高速変形ナノレオロジー計測工学」を創生し、その基本要素技術を産業界における汎用の計測ツールとして供与することを目的とする。
研究では連続的に印加された圧力により射出された液柱に対し、超音波域の圧力変動による微細な動径ゆらぎを自励的に発展させて、毎秒100,000個以上の速度でピコリットル液滴を生成する技術を開発した。この分裂現象の観察から、非常に大きな速度歪における粘弾性緩和や表面張力の時間依存性を測定することができる。またこの技術は、液滴の融合による高次構造を有するマイクロカプセル生成などにとって非常に有効な技術である。さらに射出ノズルの機械共振を利用して、フェムトリットル液滴の射出に成功した。これはサブμmの精度でのパターン形成を行う技術に応用することが可能である。
さらに開発された高速液滴生成システムにより作製されたピコリットル液滴について、空間に局所電場を印加することによりマックスウエル応力を及ぼして液滴の飛行経路を高精度で制御する技術を開発した。これにより毎秒あたり数10万個で高速生成されるピコリットル液滴の複雑な空中配送経路が実現でき、ハイブリッド構造を持つ微小ソフト材料の生成に大きく寄与する。またこれはサブμmの精度でのパターン形成を行う技術に応用することが可能である。さらに同様の原理を用いて液滴を加速・減速あるいは保持する技術も実用化した。物性計測としては、液滴生成の動的過程を解析することにより、高時間分解能で粘性と表面張力を計測するシステムを構築した。
ナノメートル領域における超微視的粘弾性スペクトロスコピー
研究課題/領域番号:19656022 2007年 - 2008年
日本学術振興会 科学研究費助成事業 萌芽研究
酒井 啓司, 平野 太一
配分額:3300000円 ( 直接経費:3300000円 )
最近、申請者らはソフトな材料群の表面を解析するための電界誘起表面歪顕微鏡の着想を得た。これは試料表面に近づけた探針から生じるナノメートル程度の広がりを持つ局所電界によって材料を変形させ、その応答からナノレオロジー測定を行う、というものである。本研究ではこの着想を発展させ、液体をはじめとするソフトマテリアル表面をナノメートル分解能で観察する新規の手法開発を目指した。本年度は基板表面に塗布された厚みμm程度の薄膜についてその粘弾性及び表面張力を測定するシステムを構築した。本システムではあらかじめ基板表面に電圧印加が可能な微小電極が埋め込まれており、その上にコーティングされた薄膜材料の効果・乾燥過程を迅速に実時間で追跡することができる。さらにこの電極形状を変形することにより、薄膜の粘弾性の厚み方向分布を調べる手法についても検討を行いその可能性を検証した。
また本手法を水/油/界面活性剤系において実現されるような界面の相溶現象の測定に応用する試みを進めた。これらの系では相溶の臨界点近傍界面エネルギーが急速に減少する。応力制御型界面張力測定が可能な本手法ではこれらの系のエネルギー測定を高分解能で実現できる。この結果、沿うように伴う2次元臨界現象の臨界指数を精度よく求めることが可能になった。
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