学位
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博士(文学) ( 2003年3月 東京大学 )
2026/03/07 更新
博士(文学) ( 2003年3月 東京大学 )
Modern german Literature, Berlin Literature, Walter Benjamin
人文・社会 / ヨーロッパ文学 / ドイツ近代文学
東京大学 人文社会系研究科 欧米系文化研究
1998年4月 - 2003年3月
国・地域: 日本国
日本独文学会
日本アイヒェンドルフ協会
歌に抗う―辺見庸『1★9★3★7』における「孤独に自身に問う」姿勢について―
岡本 和子
文芸研究(明治大学文芸研究会) ( 150 ) 63 - 87 2023年3月
ふさがれた記憶への旅—ドイツ経由で日本に帰る
岡本和子
文芸研究(明治大学文芸研究会) ( 147 ) 31 - 38 2022年3月
住むことのできない街ベルリン―近代ドイツ文学を手がかりに― 査読
岡本和子
文芸研究 ( 143 ) 27 - 64 2021年3月
ロマン派による喜劇の試みとその射程 クレメンス・ブレンターノ『ポンセ・デ・レオン』をめぐって 査読
岡本和子
あうろ~ら ( 37 ) 60 - 73 2020年4月
「ドイツ近代文学における幼年時代の記述――大都市ベルリンの場合」 査読
岡本和子
明治大学人文科学研究所紀要 80 55 - 95 2017年3月
Briefsammlung als Zeugnis des deutschen Bürgertums – Versuch einer Annäherung an Benjamins <I>Deutsche Menschen</I> – 査読
Kazuko Okamoto
ドイツ文学 155 74 - 94 2017年
岡本和子
『公開シンポジウム「マテリアとしての記憶」報告論文集』(法政大学言語・文化センター) 2016年
Die Idee der „Sprache des Kindes“ und die Poetologie bei Clemens Brentano
Kazuko Okamoto
19世紀学研究(19世紀学研究所) ( 7 ) 109-119 2013年3月
「住む」,「歩く」,「書く」―ベンヤミンにおける模倣の身振り
岡本 和子
文芸研究(明治大学文学部紀要) ( 120 ) 125-142 2013年3月
クレメンス・ブレンターノ『ゴッケル・メールヒェン』における「子どもの言語」の理念と詩論
岡本和子
日本独文学会叢書(日本独文学会) ( 84 ) 51-62 2012年10月
アルニム/ブレンターノ『少年の魔法の角笛』の『子どもの歌』における子どもと言語 査読
岡本和子
あうろ~ら(日本アイヒェンドルフ協会) ( 28 ) 1-15 2011年4月
岡本和子
19世紀学研究(19世紀学研究所) ( 5 ) 57-75 - 75 2011年3月
韻と名-ヴァルター・ベンヤミンにおける抒情詩という形式について
文芸研究(明治大学文芸研究会) ( 94 ) 43 - 69 2009年4月
芸術的変換装置としての物語―C.ブレンターノの『平和人形の入った箱』 査読
岡本和子
ドイツ文学(Band7/Heft2)(日本独文学会) ( 138 ) 204-217 2009年3月
ベンヤミンにおける子ども―言語と物
『大東文化大学紀要 人文科学』 ( 45 ) 49 - 65 2007年3月
「芸術形式としての象徴―W・ベンヤミン『ゲーテの「親和力」』を手がかりとして」 査読
『詩・言語』(東京大学大学院ドイツ語・ドイツ文学研究会) ( 58 ) 59 - 79 2003年1月
Körperliches Erzählen ― Zu Walter Benjamins Erzähler-Aufsatz. 査読
『詩・言語』(東京大学大学院ドイツ語・ドイツ文学研究会) ( 57 ) 43 - 53 2002年7月
W・ベンヤミン『ドイツ悲劇の根源』における<時間的なものの空間化> 査読
『詩・言語』(東京大学大学院ドイツ語・ドイツ文学研究会) ( 56 ) 23 - 46 2002年1月
ベルリン散歩
岡本和子( 担当: 単訳 , 原著者: フランツ・ヘッセル)
法政大学出版局 2025年6月 ( ISBN:9784588011818 )
暴力の表象空間 : ヨーロッパ近現代の危機を読み解く
岡本, 和子( 担当: 編集 範囲: 戦間期ベルリンのメールヒェン──ユーリウス・ベルストル『ベルリン・シュレージェン駅』に描かれた暴力)
法政大学出版局 2024年2月 ( ISBN:9784588130403 )
ドイツ文学の道しるべ : ニーベルンゲンから多和田葉子まで
畠山, 寛, 吉中, 俊貴, 岡本, 和子( 担当: 共編者(共編著者))
ミネルヴァ書房 2021年4月 ( ISBN:9784623090785 )
ベルリン : 砂上のメトロポール
岡本和子( 担当: 分担執筆 範囲: 「異質なものが作り出す磁場─ナポレオン軍による占領前後のベルリン文学風景─」)
竹林舎 2015年6月 ( ISBN:9784902084672 )
ベンヤミン・コレクション7 「私」記から超「私」記へ
浅井, 健二郎, 土合, 文夫, 久保, 哲司, 内村, 博信, 岡本, 和子( 担当: 共訳 , 原著者: ヴァルター・ベンヤミン)
筑摩書房 2014年7月 ( ISBN:9784480095985 )
ベンヤミン・コレクション6 断片の力
浅井, 健二郎, 久保, 哲司, 岡本, 和子, 安徳, 万貴子( 担当: 共訳 , 原著者: ヴァルター・ベンヤミン)
筑摩書房 2012年9月 ( ISBN:9784480094643 )
死者の子供たち
中込, 啓子, 須永, 恒雄, 岡本, 和子( 担当: 共訳 , 原著者: エルフリーデ・イェリネク)
鳥影社・ロゴス企画 2010年12月 ( ISBN:9784862652829 )
ベンヤミン・コレクション5 思考のスペクトル
浅井, 健二郎, 土合, 文夫, 久保, 哲司, 岡本, 和子( 担当: 共訳 , 原著者: ヴァルター・ベンヤミン)
筑摩書房 2010年12月 ( ISBN:9784480093165 )
Kulturfaktor Schmerz : Internationales Kolloquium in Tokyo 2005
( 担当: 分担執筆 範囲: „Schwellenerfahrung. Die Darstellung des Schmerzes bei Walter Benjamin“ pp.218-232.)
2008年 ( ISBN:9783826038013 )
批評の瞬間
浅井, 健二郎, 土合, 文夫, 久保, 哲司, 岡本, 和子( 担当: 共訳 , 原著者: ヴァルター・ベンヤミン)
筑摩書房 2007年3月 ( ISBN:9784480090256 )
ベンヤミンー救済とアクチュアリティ
( 担当: 分担執筆 範囲: 主要著作・論文解題『ドイツ・ロマン主義における芸術批評の概念』,『ゲーテの「親和力」』,論考「ベンヤミンの星」)
河出書房新社 2006年6月 ( ISBN:430974012X )
Ästhetische Subjektivität : Romantik & Moderne
( 担当: 分担執筆 範囲: „Das Kunstwerk und der Begriff des Lebens bei Walter Benjamin“,pp.119-130.)
2005年 ( ISBN:3826031075 )
現代ドイツ語への偉大なる実験的精神 -クロップシュトック歴史批判版全集について- 招待
岡本 和子
図書の譜:明治大学図書館紀要 25 49 - 53 2021年3月
精神病を語り、ドイツを語る(オスカル・パニッツァ著 種村 季弘/多賀 健太郎訳 犯罪精神病) 招待
岡本 和子
図書新聞 ( 3386 ) 2018年12月
小黒康正著『水の女―トポスへの航路―』
あうろ〜ら ( 30 ) 19 - 22 2012年4月
幼年時代を読む-断捨離に抗して-
岡本 和子
文芸研究 117 140 - 144 2012年3月
Werkstattgespräch. Jelinek übersetzen in Japan 招待
SPRACHE.MACHT.GEWALT Elfriede Jelinek im globalen Kontex. Iinternationales Symposium Tokyo. 2024年11月
ロマン派による喜劇の試みとその射程― クレメンス・ブレンターノ『ポンセ・デ・レオン』をめぐって
日本独文学会春季研究発表会シンポジウム「ロマン派における「遊戯/劇(Spiel)」の理念とその表現」 2019年6月 日本独文学会
Ein Häretiker in der Benjamin-Forschung? – Das Schöne an der Wiederholungsmacht der Natur – 国際会議
Kazuko Okamoto
フンボルトコレーク東京 2019「神経系人文学と経験美学」 2019年5月 アレクサンダー・フォン・フンボルト財団
北方の都市ベルリン―ベンヤミンの追想の舞台 招待
法政大学言語・文化センター公開シンポジウム「マテリアとしての記憶」 2015年12月 法政大学言語・文化センター
„Zum Bilde Benjamins – übersetzt und zitiert ins Japanische“
Benjamin Lektüren. Zur internationalen Rezeption. Ein Symposium des Walter Benjamin Archivs in der Akademie der Künste 2013年9月 Akademie der Künste
Die Idee der „Sprache des Kindes“ und die Poetologie bei Clemens Brentano“
新潟大学人文学部共催国際シンポジウム「ドイツ・ロマン派の時代の危機意識とユートピア」(19世紀学学会・19世紀学研究所) 2012年2月
クレメンス・ブレンターノにおける「子どもの言語」の理念と詩論
日本独文学会秋季研究発表会シンポジウム「ロマン派の時代の危機意識とユートピア」日本独文学会 2011年10月 日本独文学会(金沢大学)
言語というアーカイヴ―ベンヤミンの「蒐集」をめぐって
19世紀学学会シンポジウム「近代とミュージアムの成立」 2010年1月 19世紀学会
ベンヤミンと子どもの本
科研研究発表会「ドイツ近・現代文学における〈否定性〉の契機とその働き」 2009年9月 基盤研究B
ヴァルター・ベンヤミンにおける小さいものの理論
科研研究発表会「ドイツ近・現代文学における〈否定性〉の契機とその働き」 2008年9月 (基盤研究B)九州大学
ドイツ語文学振興会奨励賞
2004年6月 ドイツ語文学振興会
岡本和子
戦間期ベルリン文学における新進性と第一次大戦と第二次大戦との連続性
研究課題/領域番号:23K00446 2023年4月 - 2027年3月
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
岡本 和子
配分額:2340000円 ( 直接経費:1800000円 、 間接経費:540000円 )
2023年度は、主としてフランツ・ヘッセルの都市論エッセイ(『ベルリン散歩』1929)の読解、分析を行った。
1920年代末は、ヴァイマール共和制の後期で、消費文化・大衆文化が成熟してきていたものの、貧困という大きな問題は解決されないままで、街頭でもナチスと共産主義者との抗争が目にされるような時代だった。しかし、しばらくベルリンを去り、パリやミュンヒェンで過ごしていたヘッセルは、目の前にある同時代のベルリンを描写すると同時に、そこに、歴史の層も見出す。
ヘッセルは、みずからが同時代の都市を見る際の態度を「学ぶ」と呼んでいる。このとき彼の叙述は、それまでの慣習に反するような新しい現象に対して価値判断を下すのではなく、それらをニュートラルなまなざしで受け止めるものになっている。
また、ヘッセルが目の前の都市のなかに歴史的重層性を見る際の態度も、やはり「学ぶ」と呼べるものである。だがここでは、それが書物に依拠しているという意味では、「読む」とも呼べる。彼は決して、歴史を既成事実としてとらえているのではなく、そのつどの都市の風景を眼前にして、そこから浮かび上がる歴史を叙述している。
ヘッセルは、ベルリンという都市がまだまだ発見されていない、見られていない、と結論づけているが、それはつまり、ベルリンに住む住民が、いまだに自身が何者であるかを知らない、ということでもある。一見、温和な叙述に見えるヘッセルの都市論であるが、そこには、この都市の住民とはどんな存在なのか、という大きな問いが含まれている。
以上のことを、論考としてまとめ、今後発表する予定である。
暴力の表象空間
2018年4月 - 2021年3月
明治大学 人文社会学
岩野 卓司、関修、大西雅一郎、宮本真也、釜崎太、斉藤毅、鈴木哲也
担当区分:研究代表者
近代ドイツ文学における都市ベルリンの記述可能性
2016年4月 - 2020年3月
日本学術振興会 基盤研究(C)
岡本 和子
担当区分:研究代表者 資金種別:競争的資金
配分額:2860000円 ( 直接経費:2200000円 、 間接経費:660000円 )
ベルリン文学の作品分析を引き続き行う。今後は、ジャーナリスティックな内容の著作をさらに考察対象として加える予定である。そうした著作のなかには、著者の全集や単行本に収録されていない短い新聞記事等の資料も少なくない。なかには、ベルリンの国立図書館にも所蔵されていないもの、あるいは、号数等が不明なものもあるため、現地での調査が引き続き必要になると思われる。
ドイツ・モデルネ文学における幼年時代の記述可能性
2010年4月 - 2014年3月
日本学術振興会 若手研究(B)
岡本 和子
担当区分:研究代表者 資金種別:競争的資金
配分額:2990000円 ( 直接経費:2300000円 、 間接経費:690000円 )
本研究は、非言語的な領域である幼年時代の叙述は、子どもの言語獲得を叙述することにほかならない、との認識を得たうえで、次の三つの成果を挙げた。①ヴァルター・ベンヤミンの著作における子どもの言語獲得は、物質に取り巻かれたモデルネの子どもの「模倣」と「蒐集」という行為によってなされていることを明らかにした。②クレメンス・ブレンターノにおける子どもは、言語を学びつつある存在として規定できることを明らかにした。③ベンヤミンの著作の翻訳に携わり、その成果を踏まえて、日本におけるベンヤミン翻訳・受容についての歴史と現況を、ベルリンの芸術アカデミーにて発表した。
ドイツ・モデルネの芸術理論・言語理論における子どもの意味-ベンヤミンを手がかりに
研究課題/領域番号:19720067 2007年 - 2009年
日本学術振興会 若手研究(B) 若手研究(B)
岡本 和子
担当区分:研究代表者 資金種別:競争的資金
配分額:2360000円 ( 直接経費:2000000円 、 間接経費:360000円 )
本研究は、モデルネの批評家ヴァルター・ベンヤミンとロマン主義の作家クレメンス・ブレンターノを取り上げて、両者における子どもと言語の関係に共通点が見出されることを明らかにした。両者において、子どもは楽園喪失を意味する形象であり、子どもの言語は否定性が刻印されているものと捉えられている。ブレンターノの子ども像は、ロマン主義的な「聖なるもの」という子ども像とは一線を画し、近代的な子どもと言語の関係の先駆的モデルを打ち出している。
ドイツ近・現代文学における<否定性>の契機とその働き
研究課題/領域番号:18320050 2006年 - 2009年
日本学術振興会 基盤研究(B) 基盤研究(B)
浅井 健二郎, 杉谷 恭一, 小川 さくえ, 増本 浩子, 桑原 聡, 恒吉 法海, 東口 豊, 福元 圭太, 坂本 貴志, 濱中 春, 山本 賀代, 岡本 和子, 北島 玲子, クラヴィッター アルネ, オトマー エーファ
担当区分:連携研究者 資金種別:競争的資金
配分額:11130000円 ( 直接経費:9300000円 、 間接経費:1830000円 )
ドイツ現代文学は、言語に対する先鋭化した批判意識から始まる。とりわけホーフマンスタール、ムージル、カフカの文学は、既存の言語が原理的機能不全に陥っていることを確信しながら、言語の否定性を原理的契機として立ち上がっていく。本研究は、ドイツ近・現代文学の各時期の代表的もしくは特徴的な作品を手掛かりとして、それぞれの作品において<否定性>という契機の所在を突き止め、そのあり方と働きを明らかにした。