学位
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博士(学術) ( 2010年4月 東京大学 )
2026/03/07 更新
近現代ドイツ・ヨーロッパの犯罪と刑罰の歴史研究に携わっています。19世紀後半から20世紀前半までのドイツにおける刑法改革運動と犯罪学・精神医学の司法への関わりを、「犯罪の医療化」というパースぺクティヴから叙述することを当面の研究課題としています。
また、最近では現代ドイツ政治情勢に関心を広げ、とりわけ新興の右翼ポピュリズム政党「ドイツのための選択肢(Alternative für Deutschland)」の動向を注視しています。
博士(学術) ( 2010年4月 東京大学 )
精神医学
ドイツのための選択肢(AfD)
右翼ポピュリズム
監獄
釈放者扶助
犯罪生物学
歴史学
ドイツ・ヨーロッパ近現代史
犯罪と刑罰
人文・社会 / ヨーロッパ史、アメリカ史
明治大学 大学院 教養デザイン研究科 教員
2022年4月 - 現在
明治大学 法学部 専任講師
2019年4月 - 現在
国・地域:日本国
共立女子大学等 非常勤講師
2017年4月 - 2023年3月
在ドイツ日本国大使館 専門調査員
2012年4月 - 2017年3月
国・地域:ドイツ連邦共和国
共立女子大学 国際学部 非常勤講師
2011年4月 - 2012年3月
東京大学 大学院総合文化研究科附属グローバル地域研究機構 特任助教
2010年4月 - 2010年10月
独立行政法人日本学術振興会 特別研究員(DC2)
2007年4月 - 2009年3月
東京大学 大学院総合文化研究科 地域文化研究専攻 博士課程
2004年4月 - 2010年3月
佐藤 公紀
歴史学研究 = Journal of historical studies / 歴史学研究会 編 ( 972 ) 48 - 58 2018年7月
「怒れる市民」の抗議運動の内実とその論理 : AfDとペギーダを例に—シンポジウム 若者が「政治」に関わるとき 招待
佐藤 公紀
ドイツ研究 = Deutschstudien / 日本ドイツ学会編集委員会 編 ( 51 ) 10 - 29 2017年
佐藤 公紀
ドイツ研究 = Deutschstudien / 日本ドイツ学会編集委員会 編 ( 50 ) 146 - 157 2016年
「文明化」と刑罰 : 「応報」から「教育」へ—特集 日独共同大学院プログラム・国際シンポジウム 市民社会と暴力 : 日独歴史学の視点から 査読
佐藤 公紀
ヨーロッパ研究 = European studies 11 61 - 76 2012年1月
19世紀からヴァイマル共和国までのドイツにおける犯罪者像の3つの系譜と刑法上の対応 査読
佐藤 公紀
西洋史学論集 ( 49 ) 77 - 95 2011年
ヴァイマル共和国における監獄改革と受刑者処遇の実際―不服申し立て史料の検討を通して―
佐藤 公紀
現代史研究 55 ( 55 ) 1 - 21 2010年1月
佐藤 公紀
ヨーロッパ研究 = European studies 7 ( 7 ) 29 - 49[含 ドイツ語文要旨] 2008年3月
Vergleichende Studie zur Entwicklung der Gefängnisse in Deutschland und Japan in den 1920er Jahren
佐藤公紀
7.Deutsch-japanische Stipendiatenseminar ( 55 ) 118 - 122 2006年7月
世界恐慌下ドイツにおける労働者文化の変容--「労働者福祉団」の活動を中心に 査読
佐藤 公紀
年報地域文化研究 = The Komaba journal of area studies, the University of Tokyo / 『年報地域文化研究』編集委員会 編 ( 8 ) 133 - 149 2004年12月
EU百科事典 = Encyclopedia of European Union
羽場, 久美子, 田中, 素香, 中西, 優美子( 担当: 分担執筆 範囲: 担当項目「ドイツにおける「新たなテロリズム」の脅威とその対策」)
丸善出版 2024年12月 ( ISBN:9784621310250 )
野生の教養Ⅱ 一人に一つカオスがある
丸川哲史、岩野卓司編( 担当: 分担執筆 範囲: 「カオス」を診断する──ドイツ・ヴァイマル共和国における犯罪生物学の実践と「市民的価値観」)
法政大学出版局 2024年10月
ドイツ国民の境界 : 近現代史の時空から
水野, 博子, 川喜田, 敦子編( 担当: 分担執筆 範囲: 第三章「赦し」から「予防」へ―近代ドイツにおける釈放者扶助の変容)
山川出版社 2023年11月 ( ISBN:9784634672581 )
ドイツ文化事典
石田, 勇治, 佐藤, 公紀, 柳原, 伸洋, 木村, 洋平, 宮崎, 麻子( 担当: 共編者(共編著者))
丸善出版 2020年10月 ( ISBN:9784621305645 )
ナチズム・ホロコーストと戦後ドイツ
石田勇治, 川喜田敦子編( 担当: 分担執筆 範囲: 第一章「教育刑と犯罪生物学――ヴァイマルからナチズムへ」(pp.3-31))
勉誠出版 2020年9月
エリートたちの反撃 : ドイツ新右翼の誕生と再生
Weiss, Volker (Journalist), 佐藤, 公紀
新泉社 2020年7月 ( ISBN:9784787720139 )
安全の原理
Sofsky, Wolfgang, 佐藤, 公紀, Maslow, Sebastian
法政大学出版局 2013年5月 ( ISBN:9784588009884 )
ブックレビュー:岡本 和子編『暴力の表象空間 ヨーロッパ近現代の危機を読み解く』法政大学出版局(2024年)
佐藤公紀
2024年10月
ブックレビュー:岩野 卓司、丸川 哲史 編『野生の教養 飼いならされず、学び続ける』法政大学出版局(2022年)
佐藤公紀
2023年1月
宮川淳『紙片と眼差とのあいだに』(一九七四)—コラム特集 哲学したくなる作品
佐藤 公紀
ひとおもい : 哲学を創造する年刊誌 ( 3 ) 139 - 141 2021年
エトガー・ヴォルフルム(飯田収治・木村明夫・村上亮訳)『ベルリンの壁 ドイツ分断の歴史』(洛北出版,2012 年)
佐藤 公紀
現代史研究 60 55 - 59 2014年
下田淳著, 『ドイツの民衆文化-祭り・巡礼・居酒屋-』, 昭和堂, 二〇〇九・一一刊, 四六, 二三九頁, 二三〇〇円
佐藤 公紀
史学雑誌 119 ( 11 ) 1915 - 1916 2010年
佐藤公紀
Jahresblätter für japanische und deutsche Forschung in Japan ( 4 ) 49 - 56 2009年9月
(史料文献紹介)アンジェラ・ディヴィス著/上杉忍訳『監獄ビジネス-グローバリズムと産獄複合体-』
佐藤 公紀
歴史学研究 No. 854(掲載確定) 76 2009年
Notizen zur Gefängnisforschung – mit Schwerpunkt auf dem Gefängniswesen in der Weimarer Republik 2008年9月 Jahresblätter für japanische und deutsche Forschung in Japan
佐藤公紀
Jahresblätter für japanische und deutsche Forschung in Japan ( 3 ) 29 - 49 2008年3月
佐藤公紀
Jahresblätter für japanische und deutsche Forschung in Japan ( 2 ) 47 - 54 2007年9月
ヴァイマル共和国における犯罪生物学の実践と「市民的価値観(リスペクタビリティ)」
佐藤公紀
「歴史と人間」10月例会 2024年10月
都市の中のグローバル・コロニアリズム―住環境の史的変遷にみる二重の不平等と移入民
研究課題/領域番号:23K21980 2022年4月 - 2026年3月
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B)
水野 博子, 穐山 洋子, 小澤 弘明, 浜崎 桂子, 荒又 美陽, 佐藤 公紀, 姉川 雄大, 渡邊 昭子
配分額:17160000円 ( 直接経費:13200000円 、 間接経費:3960000円 )
2023年度は本研究計画の2年目として、二重の不平等のうち、特に空間的不平等を重視し、社会都市化の過程で行われた三市それぞれの都市改造と住環境の変遷を跡づけることに重点を置いて作業を進めた。その際、移入民集住地域の住環境について以下のような調査・検討を進めた。1. べルリンについては、在外研究で長期滞在中の浜崎桂子氏が現地調査を行い、クロイツベルク地区の空間的な不平等の歴史的状況と、その是正のために様々な社会運動が行われた時代について、文学的観点からの空間把握に努めた。2. ウィーンについては、水野博子が、特にRaceの時代における都市改造の問題を集中的に調査した。また、水野は、2024年3月にウィーンに調査に赴き、文献資料の収集と並んで、旧ユーゴ出身者の小規模な自営の商店主を新たにインフォーマントとして獲得し、本格的なインタビュー調査に向けた準備を行った。3. ブダペシュトについては、同都市の歴史に造詣の深い姉川雄大氏(長崎大学)を招聘し、社会的格差の構造がどのように都市空間に現れていたのかについて、集中的な議論を行った。建物の出入口や通路などのつくりにおいても、すでに社会階層上の差別化が明確に行われていたことが提示された。これにより、先行して研究を進めたウィーン、ベルリンと並んで、ブダペシュトに関しても本格的な検討を開始した。
三都市の事情を分析する際に留意した点は、22年度に確認したように、コロニアリズムをグローバルな移動という観点から考察し、コロニアルな支配―被支配の関係を流動的かつ越境的に捉えるという分析視角であり、24年度以降も引き続き検討していく予定である。
そのほか、2023年7月に研究会を実施し、上記姉川氏の研究報告に加え、分担者及び協力者全員が構想発表を行ない、研究対象とする都市、扱う時代、アプローチ方法などに関する情報共有を行なった。
都市の中のグローバル・コロニアリズム―住環境の史的変遷にみる二重の不平等と移入民
研究課題/領域番号:22H00708 2022年4月 - 2026年3月
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B)
水野 博子, 穐山 洋子, 小澤 弘明, 渡邊 昭子, 浜崎 桂子, 荒又 美陽, 佐藤 公紀
配分額:17160000円 ( 直接経費:13200000円 、 間接経費:3960000円 )
ドイツ近現代史における複眼的視点にもとづく史料集作成
研究課題/領域番号:23K20509 2021年4月 - 2025年3月
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B)
西山 暁義, 芦部 彰, 小林 繁子, 小野寺 拓也, 河合 信晴, 森田 直子, 佐藤 公紀, 辻 英史, 鈴木 直志
配分額:12480000円 ( 直接経費:9600000円 、 間接経費:2880000円 )
本年度は、研究代表者の校務および体調の関係もあり、予定していた研究会のスケジュール通りにワークショップを開催することができなかった。ただし、2021年、2022年と、ドイツにおけるトピック別歴史教材の分析や複眼的視点にかんする歴史教育の理論・実践的文献の報告・合評を続けてきたなかで、一定の土台は形成されており、分担者の個別テーマについての史料集案の策定の準備が進められる時期でもあった。2023年度初回のワークショップは2024年1月26日に実施され(オンライン)、そこでは西山が担当部分である第一次世界大戦に関する5冊のドイツの教材(すべてWochenschau社のもの)を取り上げ、グローバル・ヒストリー、文学史、エゴ・ドキュメント、独仏関係など、それぞれに重点を持つ史料集の特徴、応用可能性、注意点などについて報告し、議論を行った。第2回は3月24日に実施され、風刺画の使用法や1848年革命についての教材、さらに社会福祉の歴史について、それぞれ分担する予定のメンバー(森田、辻)が報告を行った。とりわけ風刺画については、学生の興味を喚起する役割と、その中身を図像学的、文化史的に分析する材料の2つあることについて議論が行われ、すべて後者までを追求する必要はないという点でメンバー間の合意を見た。さらに西山により、来年度に実践していく個別の史料集案について、フォーマットが提示され、それぞれ前期において1章の構成と1節の具体例について作成し、夏季休暇期間に開催予定の次期ワークショップにて議論に提供することにした。
ドイツ近現代史における複眼的視点にもとづく史料集作成
研究課題/領域番号:21H00585 2021年4月 - 2025年3月
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B)
西山 暁義, 芦部 彰, 小林 繁子, 小野寺 拓也, 河合 信晴, 森田 直子, 佐藤 公紀, 辻 英史, 鈴木 直志
配分額:12480000円 ( 直接経費:9600000円 、 間接経費:2880000円 )
研究初年度にあたる2021年度は、第1回(2021年4月30日、参加者9名全員)、第2回(2021年7月25日、参加者9名全員)、第3回(2021年11月7日、参加者8名欠席1名)、第4回(2022年2月23日、参加者9名全員)の合計4回の研究会を実施した。
第1回は顔合わせと今後の計画の進め方について協議を行った。第2回は研究代表者から科研の研究目的について改めて説明を行い、史料集作成という本科研の目的をふまえて、ドイツ歴史教育の議論、二国間歴史教科書(ドイツ・フランス、ドイツ・ポーランド)にみられる複眼的視点の展開についての報告が行われ、参加者全員の間で討論が行われた。第3回は、研究分担者により、オランダの歴史教育者による複眼的視点の展開実践とそこにおける問題点についての論考について報告され、さらに認識を深めた。第4回は、第3回における議論をふまえ、ドイツの教育出版社より刊行されているテーマ別のリブレットについて、2名の研究分担者がそれぞれ「三十年戦争」と「ナチ時代の社会」の版を取り上げ、その特徴を分析するとともに、日本における応用の可能性について議論を行った。この教材分析を2022年度も続けていくことが合意されるとともに、本年度実施できなかった外国人研究者を招聘したワークショップの開催への準備も進められることになった。
一方、ペーパーについては、2020年度ドイツ現代史学会のシンポジウムにおいて、研究代表者と分担者1名がおこなった本科研にかかわる報告が論文として来年度刊行されることが決定している。
市民社会と暴力、市民社会の暴力-ドイツ・ヨーロッパ近現代史再考
研究課題/領域番号:22320148 2010年 - 2012年
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B)
西山 暁義, 木村 靖二, 今野 元, 佐藤 公紀, 辻 英史, 森田 直子, 山根 徹也
配分額:11570000円 ( 直接経費:8900000円 、 間接経費:2670000円 )
本科研では、19世紀後半から20世紀前半にかけてのドイツにおいて、暴力がどのように発現し、受容(あるいは拒絶)されてきたのかについて、近代における暴力全般にかんする理論的考察とともに、各メンバーが個別テーマにおいてそれを検証してきた。前者にかんしてはドイツ、アメリカの研究者との対話を通して行い、後者については、今後開催予定の日独共同シンポジウムにおいて、その最終的な研究成果を問う予定である。
社会復帰と規律-ヴァイマル期ドイツ(1919-33)の監獄改革と犯罪生物学の研究
研究課題/領域番号:07J08781 2007年 - 2008年
日本学術振興会 科学研究費助成事業 特別研究員奨励費
佐藤 公紀
配分額:1100000円 ( 直接経費:1100000円 )
申請者は、研究実施計画にそって、2年目は博士論文の執筆に専念した。博士論文は今年の8月上旬に提出予定であり、現在その完成のために取り組んでいる。
国外での史料収集については、2008年7月31日から8月22日にかけてドイツ・ベルリンに滞在し、州立文書館や国立図書館において研究対象であるヴァイマル期の監獄制度に関する文書を精力的に収集した。また、この途上、ハレ-ヴィッテンベルク大学のパトリック・ヴァーグナーPatrick Wagner教授と研究上の意見交換を行い、博士論文執筆に際して大きな刺激を得ることができた。この滞在を実現するために、日独共同大学院プログラム(URL:http://igk.c.u-tokyo.ac.jp/)からの出資とともに、科研費からも約21万円の支出を行った。今回の滞在は、博士論文完成のための最後の国外史料収集となる予定である。
次いで、報告者はドイツ語論文を1本、また、雑誌『歴史学研究』に文献紹介の記事を1本投稿した。前者は、博士論文における導入部分の一部として、ヴァイマル期における監獄の研究状況を整理したものであり、後者では、アンジェラ・デイヴィス著/上杉忍訳『監獄ビジネスグコーバリズムと産獄複合体』という興味深い著作の意義を紹介した。今後は、博士論文執筆のために滞っていた専門誌への論文投稿を集中的に行う予定である。
申請者は、自宅・大学図書館での研究に必要な基盤を整えるために、科研費からラップトップPCに約12万円、論文作成ソフトに約8万円を支出した。また、約9万円を研究文献の購入費として支出した。
以上、博士論文の進捗状況は良好であり、今年の8月上旬には提出できる見込みである。